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モニタリング

第10章 遠回り


恥ずかしさと興奮がないまぜになって、思考が霞む。

指が奥を抉り快楽がせり上がるたび、喉から声がこぼれ落ちる。

甚「……ひとりでしてても、満足できねぇだろ?」

「……っ、ん……甚爾さんのが、欲しかった……。」

甚「素直で良い子だ。」

満足げに笑った彼はズボンの前を解きながら、女の脚を大きく開かせた。

その瞳は、完全に支配者のそれだった。

甚「ちゃんと俺でイけよ。何度でも、オマエの奥に刻んでやるから――。」

そのまま彼は、女の熱を貫いた。

リビングに響く水音と喘ぎ淫靡な快楽と執着の夜が、また始まる。

甚「……奥、ずっときつく締めてる。俺のこと、どれだけ欲しかったんだよ。」

ぬるりと滑り込んだ甚爾のものは、まるでさっきまで彼女の中に居座っていたかのように、ぴたりと収まった。

脚を大きく割られてソファに沈められたミクは、目尻に涙を滲ませながら、彼の熱を受け入れていた。

甚「ひとりで、こんなに濡らしてさ……それで俺の顔、思い浮かべてたんだろ?」

「ちが……っ、ん……っ!」

腰を強く打ちつけられ、奥を抉るような衝撃が襲う。

思わず漏れた声を、甚爾は貪るような口づけで塞いだ。

甚「……ちがうって言うなら、今すぐやめてやっても良いぞ?」

囁くような声。

けれど腰の動きは止まらない。

絶え間なく奥の1番深いところを狙って打ち込まれ、全身が痺れていく。

「いや……やだ……やめないで、お願い……甚爾さん……っ。」

甚「ははっ……やっぱりな。体は正直だ。」

彼の言う通りだった。

媚びるようにうねる腰、自分から擦りつけるように動く脚。

自覚すればするほど恥ずかしくて、でもやめられない。

汗ばんだ肌がぶつかり合い、湿った水音がリビングに淫靡に響く。

甚爾の手は腰を押さえつけたまま、もう片方で胸元を乱暴に揉みしだいた。

甚「くっ……オマエ、相変わらず柔らかいな。触ってるだけで、イキそうになる。」

「あっ、そこ……っ、だめ、強くしないで……っ!」

敏感な乳首を親指で弾かれ、腰が跳ねる。

ソファの背にしがみつくようにして、ミクはなんとか声を抑えようとした。

甚「ダメじゃねぇだろ。もっと鳴け。……オマエの声、たまんねぇからよ。」
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