第16章 触れられた記憶
甚「無理じゃねぇだろ……ほら、また締めてきてる。」
甚爾が顔をしかめながらも、腰を引いてまた深く突き入れる。
五条もタイミングを合わせるようにして、ゆっくり、しかし確実に女の中を貫いていった。
「こ、れ、壊れちゃ……う……っんんあぁっ!!」
前後から同時に抉られる感覚。
膣と後穴が同時に押し広げられ、ふたりの熱で中がいっぱいになる。
苦しいはずなのに、それがなぜか快楽に変わっていく。
悟「すごい……ほんとに、全部入ってる……こんなの、初めてでしょ?」
五条が囁き、耳たぶに舌を這わせる。
甚「悟……動かすぞ。」
悟「……うん、同時に。」
ふたりの腰が動き出す。
ズン、ズン、と奥深くから響くような律動。
女の身体はベッドに押しつけられながら、快感の波に飲み込まれていった。
「っあ、あっ、だめ、イくっ……またイっちゃう……っ!!」
甚「良いよ。何度でもイけ。壊れるまで、イかせてやる。」
甚爾が低く囁き、五条もまた囁くように女の名前を呼ぶ。
ふたりの熱が女の中を交錯するたび、意識が飛びそうになるほどの快感が押し寄せた。
汗が流れ涙も唾液も混ざって、快楽しか残らない。
「っぁ、あああっ、イ、イくぅっ……イっちゃう、ふたり同時にぃっ……!!」
女が絶頂に達した瞬間、膣と後穴がきつく収縮し、ふたりの男の肉棒を絡め取るように締め上げる。
甚「くっ、イくぞ……中に出す……!」
悟「……僕も、もう……!」
数秒のずれもなく、ふたりの熱が同時に弾ける。
子宮の奥と、腸の奥深くに、灼けつくような液が注がれる。
「……あ、あつ、い……中……っ、いっぱい……っ。」