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モニタリング

第15章 夢現


パンツごと脚を引き下ろされ、熱を持った蜜壺に冷たい指が触れる。

熱に浮かされた身体は、濡れていた。

理性が薄れるほど、欲が身体を支配していく。

「うそ……なんで……っ、いやっ……。」

悟「気づいてなかった? オマエ、僕の指だけで、こんなに濡れるくらい……僕に馴染んでる。」

ぐちゅ、と水音が鳴り、指が奥まで挿し込まれる。

思わず腰が跳ね上がった。

「だめ、だめぇ……っ、そこ、やっ……ああっ!」

悟「熱あるのに、こんなに感じるの、可愛いね。」

優しさの仮面を剥ぎ取ったような、甘い囁き。

理性を薄皮1枚ずつ剥がされて、最後に残るのは本能だけだった。

シャツのボタンを外した五条が、自身のモノを取り出す。

怒張した肉棒が彼女の視界に映り、目を逸らす。

悟「見ないようにしても無駄だよ。ちゃんと奥まで届かせるから、全部……受け止めて。」

「やっ……い、れないで……っ、お願いっ……。」

悟「無理。だって僕、今日……ずっと我慢してた。」

ぐっと腰が押し込まれ、彼女の中に熱が満ちる。

ずるりと奥まで入った瞬間、体温が溶け合うような錯覚に包まれた。

「……あっ……あ、ああっ……!」

悟「中、熱い……オマエの奥、ぎゅってして……すごい……気持ち良い……。」

熱に浮かされた身体は、彼の腰の動きに逆らえなかった。

優しいけれど執拗な律動に、内側から打ちのめされる。

体力も意識も薄れながら、絶頂だけが近づいてくる。

「悟先輩……やっ、あぁっ、んんっ、もう……だめ……!」

悟「良いよ、イって。……僕の中で、何回でもイって。」

名前を呼ばれながら突かれ続け、快感が頂点に達する。

ぐらぐらに揺れる思考の中で、崩れるように絶頂が来た。

「んっ……くぅっ……!」

中を震わせながら果てる彼女に、五条は浅く息を吐きながらその奥に液を注ぎ込む。

悟「……僕の……全部、あげるから。」

その言葉が、どこまでも優しくけれど、どこまでも執着に満ちていた。

ベッドに沈んだ彼女を、抱きしめる腕がやけに強くて……

逃げられない檻のようだった。
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