第12章 全部、教えたのに
さっきまで悟に貫かれていたばかりのそこへ、悠仁が根本まで挿し込んでくる。
ぬぷ、ぬちゅ……と粘膜をかき混ぜる音が、再びオフィスに響く。
悠「っく、まだ奥、すごい……五条さんの、が……混ざって……。」
悟「ふふ、僕の残り香と一緒に味わえるなんて、贅沢でしょ?」
五条が女の胸元を緩め、はだけたブラウスから零れた乳房に口を寄せた。
片方の乳首を舌先で転がし、もう片方を指で摘まむ。
「んっ、や……そんな、いっぺんに、っ、あぁ……!」
悟が上半身を責め、悠仁が下半身を抉る。
ふたりに挟まれたまま女の身体は快感に焼かれ、次第に崩れていく。
悠「次、俺が後ろからにする……。」
悟「はいはい、交代ね。」
五条が身を引いたかと思えば今度は悠仁が女に背を向かせ、四つん這いにさせる。
「っ……イったばっかで……そんな、激しく……っ。」
悠「五条さんに啼かされてる顔見て、我慢できるわけねーだろ……。」
ぐい、と奥まで押し込まれた瞬間また快感の波が押し寄せる。
「あっ、あぁっ……ゆ、うじ、ぃ……!」
悠「啼いても無駄。逃がさねぇ……っ、こんな淫乱なカラダにしたの、オマエ自身だからな……!」
悟は後ろからその頬にキスを落としながら、蕾をいやらしく擦りあげる。
悟「全部感じて。……君の奥まで、2人で何度も染め直してあげるから。」
ふたりの欲望が重なり、熱と快感と嫉妬が混ざり合う。
どこまでも淫靡に、どこまでも深く3人の身体はオフィスの闇に溶けていった──。