第6章 虹色の目の無神論者
「もう止めて……いやぁ……。」
仁美は嗚咽を上げながら泣き出した。
「泣かないで仁美。痛いだけじゃないでしょ?」
童磨はそう言うと、クリトリスを唇で挟んで吸い上げた。
「ひっーああっ…!」
吸われて突起したクリトリスを舌先で転がす様に舐められると、仁美の体は大きく反って痙攣した。
「仁美のここが美味しくて…口を放す事が出来ないよ。」
仁美が泣いて乞うても、童磨は仁美の蜜壺をずっと貪っていた。
痛みとたまに与えられる快楽に、仁美はまた意識を失いそうになる。
一体何故こんな事になっているのだろうか。
仁美はいくら考えても分からなかった。
気を失う前は無惨の腕の中にいたはずだ。
かなり辛い初夜だったが、仁美は幸せでいっぱいだった。
このままずっと彼の腕の中で過ごすのだと疑わなかった。
なのに知らない鬼に陵辱されて体液を啜られているこの現状に、頭が追いつかなかった。