第5章 傲岸不遜の鬼
勝手に漏れて出そうな声に仁美は必死に自分の口を押さえた。
それでも無惨の舌に体はビクビクと反応して、気を抜いたらはしたなく嬌声を上げてしまいそうだった。
無惨の手が仁美の体からドレスを剥ぎ取った。
仁美は思わず自分の体を手で隠そうとしたが、仁美の手は無惨に捕まれるとベットに押し付けられた。
無惨に見下ろされ、仁美はさらに顔を赤くした。
胸は曝け出されていて、下もペチコートしか履いていない。
恥ずかしそうに口を紡むんでいる仁美に無惨は聞いた。
「…何が望みか聞いた時に、名前を尋ねてくるかと思った。」
無惨の言葉に仁美はビクッと反応した。
「名前すら知らない男に口付けを頼むとは……随分と淑女からはかけ離れたものだ。」
彼の言葉を聞いて、仁美は自分を恥じた。
ふしだらな娘だと幻滅されたと思ったからだ。
だけど無惨は恥ずかしさで涙を溜めている仁美を見て笑みを浮かべた。
スルッとペチコートを脱がせて、仁美の足を開かせた。
目視でも分かるくらいに濡れている仁美の秘部を見て、満足そうに手を伸ばした。