第4章 おでかけ
まさかのマキアの為にと用意されたデザインの外出用の服は、胸元を見せるデザインも買うようになり
それも費用の全部をエマリビア皇太子妃が出してくれて、遠慮しても払われてしまった。
絶対にミへーラフィ家のクローゼットに入れられないわね……と考えるマキア
エマリビア皇太子妃とビィナは最初は怒っていたが、グクヤがマキアの胸のことを聞いて様々なデザイン気を引いてくれたお陰で楽しそうに買い物ができた。
途中、男性陣にもとグクヤは色々と服を紹介をしていて
レンヒはビィナに見てもらったりしてたが…
ギルヴァは勧めるならとサイズだけ見て試着もせず全て買っていた。
その豪快な買い物の仕方に大喜びのグクヤを見れて、紹介して良かったと思うマキア
深々と一礼するグクヤの見送りを受けながら店を出た一行
もう夕方になってきている。
「結構買ったわねー!」
「そうですね。有意義な時間でしたね。」
満足そうなエマリビア皇太子妃とビィナ
「デズヒダ本店を気に入ってくれて良かったです。」
嬉しそうなマキア
「グクヤさんの奥さんがドレス店なのよね?明日はそっちに行きましょうね?」
「いいわね!どんなのあるか楽しみね。」
ビィナの提案に賛成するエマリビア皇太子妃
楽しんでもらえて本当に良かったと思いながら話をしている2人を少し後ろから見てるマキア
「ほらほら!お姫さんたち?竜車はコッチに来るから曲がってねー?」
そう言いながらレンヒがビィナとエマリビアの間に入って話に入る
ポンッとマキアの背中を優しく叩くギルヴァは首を傾げながら
「疲れたか?大丈夫か?」
「ガイベルド卿……いいえ、疲れていませんわ。楽しい時間だったなって余韻に浸ってましたの。」
「そうか?女性はやっぱりすごいな。買い物に対してパワーがある」
頬をかきながら感心するギルヴァにクスクスと笑うマキア