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魔族と人と、、、

第10章 がいこうかい かいし



「チッ……相変わらず…なめてるな……聖クルセミア…」

舌打ちしたギルヴァは文句を口にする

「文句言っても、しょうがないでしょ!それに転移魔法鉱石を使わないなんて言われたら、何も言えないでしょ。」

「各国だけじゃなくて、聖クルセミア教会まで来てくれたことは驚いたし本当は嫌だけど、情報は手に入りやすいのは良いと思わないとね。」

ビィナは注意し、レンヒは前向きに考えを持った


「〜やっぱりデビアン帝国の人、教会が嫌いなのねー?〜」

ミルアがマキアに抱き抱えられながら口を開いて、魔族一行がミルアの方を見る

「おっと……光属性の召喚獣である君には良い話じゃなかったね??初対面だし、謝罪するよ。」

「〜え?なんで?謝ることないわよ。別にワタシは気にしないし。〜」

ガエテ皇太子が謝ろうとしたが首を傾げるミルア

「幹部の3人から話は聞いたけど、光属性の中位召喚獣なら、聖クルセミア教会は光属性と相性良いんだから仲良くしたいと思ってるのですよ??召喚獣ミルアさん?」

エマリビア皇太子妃の質問に、

ミルアは…あぁ…と呟き

「〜そういうことね……主、ちょっといいかしら?〜」

そう言いながらミルアはマキアに一声かけて離れて、マキアの前に浮かび立ち魔族5人をそれぞれ見る

「〜確かにワタシは光属性の召喚獣よ。だけど、ワタシ達はね…主であるマキアと契約しているのよ。〜」

浮かびながら座り直すミルア

「〜召喚獣はね…主が1番なのよ。
主を害する相手なら容赦はしないわ。
それが光属性を得意とする相手だとしてもね。
それは主と契約している全ての召喚獣が同じ思考よ。だから……〜」

ミルアは魔族5人を真剣な目でそれぞれ見て

「〜この世界での組織や国なんてね。
ワタシ達、召喚獣には…まったく興味ないし…関係ないと思ってるのよ。
それはね……聖クルセミア教会に対しても、
ヒューニンザ帝国に対しても、デビアン帝国に対しても…
同じなのよ。
分かるかしら?魔族さん達?〜」

ギルヴァ、ガエテ皇太子、エマリビア皇太子妃、レンヒ、ビィナ

魔族5人がミルアの目と発言に少し身構える。

「……ミルア……やめなさい。」

マキアの言葉に、ミルアは笑みを見せて振り返る

「〜あら?…怒った?主?〜」

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