第10章 がいこうかい かいし
パーティー会場であるディアノチェ大広間から、デビアン帝国の控え室に転移移動してきた一行
「さて……経緯を説明して貰おうか??ガエテ皇太子殿下?」
ギルヴァは、ソファーに座るガエテ皇太子の前に立って笑みを見せるも目が笑ってない。
エマリビア皇太子妃は別のソファーでビィナと一緒に座っている。
レンヒは部屋の端にて通信魔道具で何か連絡とっている。
「〜なぁんでさぁ?大将軍はあんな怒ってるの??主?〜」
マキアはというと、控え室の扉近くにあるソファーに座っていて膝上にはミルアがいた。
控え室に着いてから、会場の様子を知りたくて、マキアは3体の召喚獣を呼んだのだ。
ディアノチェ大広間の天井近くの柱には赤色のモモンガが会場を見渡し人を探してる
デビアン帝国控え室の扉前には、青色と水色のグラデーションの豹がいる。
そして、マキアの膝上にミルアがいてギルヴァの様子に聞いてきたのだ
「うーん……会場にいた他国も……そして私もなんだけど、ギルヴァ様達デビアン帝国にとっても、大きな仕事を出されたからかな…」
「〜人間って大変なのね……〜」
「そう……だから、貴女を呼んだのよ」
そう言いながらミルアを撫でるマキア
「〜荒んでるよー?〜」
「荒みもするわ……開会パーティーが始まったばかりなのに情報量が多いのよ。」
「〜なら、存分に癒されなさいな…何があったのか話も聞くわよ。〜」
「……ありがとう…ミルア………」
ミルアを優しくギュッと抱きしめて笑みを見せるマキアは、ミルアに開会パーティーであった出来事を話し始めた。