第10章 がいこうかい かいし
進行役が一呼吸して口を開く
「〚続きまして…
デビアン帝国 幹部
ガイベルド公爵令息
デビアン帝国軍 大将軍
ギルヴァ:ガイベルド様!!〛」
進行役は言葉を続けた
「〚パートナーは……
ヒューニンザ帝国
ミへーラフィ侯爵令嬢
ヒューニンザ帝国魔法塔所属
マキア・ミへーラフィ様!!〛」
進行役の紹介に会場の過半数がざわめく。
会場へ入る…腕を組んでいるマキアとギルヴァ
マキアの格好は……
髪は右側に流してあり深紫色の大きな花のヘアアクセサリー
左側のワンショルダーの首元に
クロムグリーン色のスレンダー形のドレス
シルバーと深紫の宝石が散りばめられてるネックレス
ドレスと同じクロムグリーン色のヒール
そしてドレスだけでなく……左側の腕全体が隠れるようにあるのは、魔法塔所属の象徴である深紫のローブがシルバーの細いチェーンのジュエリーと組み合わせて装飾となって歩く度にローブが揺れる。
ギルヴァは……
髪は右側だけかきあげたヘアセット
クロムグリーン色のジャケットとズボン
白いシャツ
アスコットタイもクロムグリーン色
黒い革靴
背中全体が隠れるくらいの黒みがかった赤色マントが揺れて
マントを留めてる肩章には、大将軍の証でもある赤と黒の魔鉱石の装飾がある。
マキアとギルヴァは一緒に軽く一礼をして歩き出す。
「うそ?……あれが…ミへーラフィ侯爵令嬢?」
「デビアン帝国軍の大将軍のパートナー?…どうしてそこまでの関係に?」
「召喚と魔法の事しか考えてないから、社交場では単独の常連だったじゃない?」
「あんなに変わるものなのか?!」
ヒューニンザ帝国の貴族達が驚きながら会話をしている。
よくは聞こえないが、視線と会話の声が向けられてるのは分かりマキアは軽く溜息をつく
「なんか……すっごく視線が痛いのですけど……」
「まぁそりゃあな………それより……」
マキアの耳元に顔を寄せたギルヴァ