第10章 がいこうかい かいし
「それだけで目立つのですか??」
苦笑するマキアに頷くビィナとレンヒ
ギルヴァは腕を組みながらクククッと笑っている
「マキアちゃんは侯爵令嬢で魔法塔の所属してるんだから、色々と関わりを持ちたがる人いるんじゃない?」
「それは……まぁ……多少は……」
レンヒの言葉に頷くマキア
「テイツチ大国のご紹介させていただきます!」
進行役が次の国の紹介を始めてた
会場からは拍手や声が聞こえる
「マキアは今まで、パートナーを組まずに社交場に参加してたんだろ?それが今回の外交会のパートナーがデビアン帝国の俺だと分かるるとどうなる??」
ギルヴァは笑いながら言った。
今までの単独での社交場参加からパートナーを組んだというだけでも話題になる…
そして相手は、デビアン帝国の公爵令息で大将軍のギルヴァ。
マキアは直ぐに頭の中で考えが整理されて、片手を頬に添えて溜息をつく
「外交会に参加されてる皆様の話のネタになりますね……」
考えを言ったマキアに、3人の魔族は頷いた。
「パートナーだからこそ、俺はマキアを守るし、変なのを寄らせないから。」
ギルヴァはマキアの手を握り笑みを見せる
「変なのって、仕事関係のまで遮らないでよね?せっかく来たんだからね?」
「分かってるつーの!………軍関係の方でも、俺も繋がりが必要なんだ。守りながらやってくさ。」
ビィナの小言に溜息混じりでギルヴァは答える
「同盟国GJRIのご紹介させていただきます!」
デビアン帝国の前にいたGJRIの紹介へ入る。
会場の賑やかな雰囲気が伝わる
「もう次ね……先に会場入りするけど、貴方達が入ってきて直ぐ傍に行ける所にいるからね。」
ウィンクしながら言うビィナ
「魔族なんて初めて見るってのもいるだろうから、先に見せつけとくよ。」
笑顔で言うレンヒ
「レンヒさん……ビィナさん……お気遣いありがとうございます。」
頼もしい2人に笑みを見せるマキア
「やり過ぎるなよ?」
フッと笑いながら注意するギルヴァ
「任せなさい。」
「任せてよ!」
そう笑みを見せて声を揃えて言ったレンヒとビィナ