第1章 はじまり
≪ヒューニンザ帝国 皇帝陛下殿≫
我がデビアン帝国は今回の外交会に参加をすることを、この手紙にて宣言する。
デビアン帝国の皇太子
ガエテ:キグ:ヴァリタリア
皇太子妃
エマリビア:キグ:ヴァリタリア
皇太子夫婦と同行3人の幹部と兵をそれぞれ当日までに着くようにする
くれぐれもよろしく頼む。
≪デビアン帝国 皇帝 アラバサ:キグ:ヴァリタリア≫
そう記された手紙は、黒いカラスが咥えて影の中に消えた。
「ガエテ皇太子」
「はい!」
「シクロスキー卿」
「はい。」
「ネクラーノア卿」
「はい…」
「ガイベルド卿」
「ハッ!!」
それぞれがアラバサ皇帝に呼ばれて
立ちながら、返事をした。
アラバサ皇帝はそれぞれと目を合わせ
「我が国の代表としてしっかり頼むぞ。」
「はい!!」
返事しながら頭を下げた
ガエテ皇太子
レンヒ
ビィナ
そして、ギルヴァ
召集会が終わり
各々が出ていく中
怒るジュヤに謝罪をして部下を任せると、
ガエテ皇太子に手招きされてギルヴァは近寄ると、
ガエテ皇太子は座るアラバサ皇帝の横に立っていた。
「任命は驚いたかい?ギルヴァ」
そう笑うガエテ皇太子に頭をかくギルヴァ
「驚くも何も言いだしたのは俺なので」
「それはそうか!」
笑いながら確かにって言うガエテ皇太子
それを見ていたアラバサ皇帝は、ククッと笑いながら
「まぁ。ガエテが言わなきゃ、ワシが言ってたさ」
「皇帝陛下…」
アラバサ皇帝の言葉に苦笑するギルヴァ
「いいだろうが。次期公爵として学べるし、従弟のガエテを支えろ」
「まぁ…そうですが…」