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魔族と人と、、、

第8章 いしゅぞく




仕事が落ち着いたら出る時間となり

先にホテルの正面玄関にて待っているギルヴァ

紺色のズボン、紺色の革靴
上は紺色のジャケットに左胸には白い大きな宝石の装飾
白いブラウスに紺色のマスコットタイを締めている
髪型はいつものオールバック


ミへーラフィ侯爵家が迎えの馬車が来ていた


ギルヴァの傍にいたエンツォがホテル内の方へふと気付き

「来られました。」

エンツォの声掛けにギルヴァは振り返る


アージア、フロラン、ピラアに見送られて微笑み正面玄関を出てきた

同じ紺色というカラーのドレス
メイクアップされた華やかなマキア姿

その姿を見たギルヴァは驚きながらも優しく微笑み手を差し出す

「よく似合ってる……綺麗だ。マキア」

頬を赤らめたマキアも微笑み、ギルヴァの手を取る

「ありがとうございます。」



準備の手伝いをしてくれたアージア、フロラン、ピラア
ギルヴァの執事であるエンツォ

4人の見送りを受けて

ミへーラフィ侯爵家の馬車に乗り込んだギルヴァとマキア



馬車が走り出し

ギルヴァとマキアは向かい合って座る

街並みを見ながらも緊張してるマキア

「あ……忘れるところだった…」

ふと何か思い出したギルヴァが亜空間から取り出したのは紫色の液体が入った小瓶

「それは?」

首を傾げるマキアにニッと笑うギルヴァは小瓶を振りながら

「覇気と威圧を抑える薬だ。さすがにこのままで怖がらせたらお茶会どころじゃないだろ?」

説明しながらギルヴァ小瓶の蓋を片手で開けて一気に飲み干す

マキアは元からギルヴァの雰囲気に恐怖を感じなかったので、少し変わったかなと思いながら首を傾げる

ギルヴァはフッと笑いながら

「マキアは俺と魔力の繋がりもあるから分からないだろうな…ミへーラフィ侯爵家に着いたら分かるよ。」

ギルヴァはそう言いながらマキアのヘアセットが崩れないように頭を撫でた。



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