第7章 てがみ
雑貨店の訪問が終わったあと…
夕食の為に宴会場へと行ったギルヴァとマキアとレンヒとビィナ
なんとそこにはすっかり元気になったエマリビア皇太子妃が、ガエテ皇太子と一緒にいた。
マキアとビィナは驚きエマリビア皇太子妃のことを抱きつくくらい喜び
ガエテ皇太子は驚くギルヴァとレンヒに、気候に慣れてきてもう大丈夫な事を伝えた
そして6人で夕食を楽しんだ。
そこで、皇太子同妃殿下に改めてマキアがギルヴァのパートナーになったことを伝えて
【スヴァガル】のことと、
昨夜起きたことを改めて報告をし謝罪をしたマキアの話をしたのだ。
ガエテ皇太子もエマリビア皇太子妃も気にしなくて良いと優しく返事をした。
夕食が終わり部屋へ戻る際
「パートナーとして体調の安定に専念しなさいね?」
エマリビア皇太子妃の言葉に頷くガエテ皇太子
「国が違うから気になるかもだけど、僕らは大丈夫だからね。」
皇太子同妃殿下の言葉に笑みを見せるマキア
「お心遣いに感謝致します。」
「いい!?何かあればこれを押せば私たちは来るからね?」
そう言いながら黒い球体の魔道具をギルヴァに渡すビィナ
「無理せずにな?ギルヴァ」
優しく肩を叩くレンヒ
「ありがとうな……ビィナ、レンヒ」
そんな4人をそれぞれ見送り
一緒にマキアの部屋に戻ってきたギルヴァとマキア
「疲れてないか?」
「大丈夫です。」
「良かった……お茶でも入れるか……」
そう言いながら部屋のキッチンに立つギルヴァ
マキアはリビングルームへ行き、亜空間から白い封筒を出した封蝋にある家紋はミへーラフィ侯爵家
部屋に戻る前に総支配人であるウリツーから渡されたのだ
手紙を開けずにテーブルに置き、ボーッと見つめていた。
「どうした?」
ギルヴァの声にマキアは顔を向けると
マグカップ2つを持って隣に座るギルヴァ