第1章 はじまり
天暦221年
魔法が自由に使える魔力があり
ドラゴンなどの幻獣もいる世界
人間が多く住む人間国
魔族が多く住む魔国
どちらも他種族も住んではいるがそれぞれ国を持つということは、外交的なやり取りはもちろん。
戦争もある時はある。
人間国の帝国と呼ばれる唯一の国
《ヒューニンザ帝国》
人間国は他にも中小な国はあるが、ヒューニンザ帝国と対等となる国は、
世界でたった一つしかない魔国
《デビアン帝国》だけとなる。
このヒューニンザ帝国とデビアン帝国
それぞれの国に住む女1人と男1人の物語が始まる。
女の方は……
ヒューニンザ帝国の魔法塔に所属している。
男の方は……
デビアン帝国の軍に所属している。
普通なら関わることの無い2人
お互いが知ることの無い2人
交わることない糸が
交わり
反発し
衝突し
離れ
複雑に絡まる
糸は解けるのか
更に絡まるのか
塊となるのか
どうなるのかは物語を読んでいけば分かるようになるはず
はず?
物語がどうなるかは分からないのが楽しいものではないかな?
物語という糸の行く末を
見守っていこうではありませんか……