第2章 再会の日
モモちゃんが朝ごはんを咀嚼しながら話す。
「ジジ、さっきの邪視の写真見せたげよっか。まああんま見ないほうがいいと思うけど何があったかわかるよ。」
写真?
私の手が止まる。
「え?ちょっとまってモモちゃん写真って何?」
「まあ…見たらメイと顔合わせらんなくなるかもしんねぇけどな。」
「おばあちゃんまで!?まって本当に何?何の写真なの?」
いつ撮ったんだろう。私は邪視とずっと一緒にいたので、絶対私も写ってる。
「いやーあまりにも幸せそうだったからさ〜。ね、おばあちゃん」
「え〜〜〜すっっごい気になるけど怖え〜〜〜」
食べながらニヤニヤしているモモちゃん。
葛藤している様子のジジくん。
いつの間にかもう食べ終わってるおばあちゃん。
「何かわからないけど見ないでジジくん!」
「どーしよっかな〜〜〜」
「遅刻するっつってんだろ早く食え」
「「「そうでした!!!」」」
結局何の写真かわからないままだったけど、ジジくんに見せるのもなあなあになって事なきを得た。よかった。
そうして慌ただしく家を出た私たちはそれぞれ高校と大学に向かった。