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メンヘラヤンデレ彼氏からの溺愛調教

第6章 ゆらゆら、ぐらぐら




「んんー…っ、や、ぁあ、柳瀬それ刺激つよ…………っ」


押さえていた手を離し、いつのまにか莉央ちゃんの右手が俺の左手へと伸ばされた。


「莉央ちゃん口押さえてなくていいの?」

「やぁ…………っ」



…………かわいい。


気持ち良さに負けて泣いちゃってる真っ赤な目も。
俺を見る熱のこもった熱いその目も。
ゾクゾクする。



「いっしょ、やだぁ…………」




莉央ちゃん、気持ちいいとこんなぐずぐずになんの。
こんな顔、あの馬鹿ども達にも見せたの?
もともとは俺のものだったのかと思ったら余計嫉妬心に煽られる。



「莉央ちゃん好き」

「んん…………っ」



かわいい。
俺の声で。
そんなに感じてくれてるの?
体重を支えていた右手がそろそろ痺れだして、身体を起こす。
もうこの際骨くっつかなくてもいい。
痛みだしたところでこの行為を終わらせる気はさらさらないし。
そんな些細な理由でこんなチャンス逃せない。



「…………莉央ちゃん、こんな明るいのに全部見えちゃってるね」




右手の痛みを知られたくなくて。
わざと莉央ちゃんを追い込む。
案の定。
慌ててシャツとスカートで胸と下半身を隠す莉央ちゃん。
に。
にやける。
顔の筋肉が、ゆるゆるになる。
恥ずかしいのと。
気持ちいいの。
入り混じった感情と表情が俺の理想を粉々に打ち砕いてく。



「莉央ちゃん…………っ、莉央ちゃん」



好き。
大好き。




人に興味を持ったのもこんな感情を持ったのも初めてで。
この感情が『好き』であってるのか、正直わからない。
でも愛しいと思った。
かわいいって思った。


好きだ、って。
そう思った。



「な、せ…………っ、指、も、抜いて、つらい…………」



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