• テキストサイズ

メンヘラヤンデレ彼氏からの溺愛調教

第5章 堕ちる





気付いたら。
その場に莉央ちゃん押し倒してて。
薬指へと噛み付いていた。



「ぃた…………っ」



莉央ちゃんの血の味。
興奮する。




「待って柳瀬…………っ、そんなに吸ったら、指、溶ける…………」




ああだからもうっ!!
何。
煽るの天才なの?
誘い方選手権一位なの?



「…………今日、どうしたの莉央ちゃん」
「いや?」


な。
わけなくね?




「柳瀬が、帰ってこないから…………」
「うん」
「待ってたのに、香水の匂いするし」
「…………うん」
「すぐ、気付いてくれないし」


「…………うん、ごめん」




「自分ばっかあたしの居場所丸見えなくせにずるいよ」





甘えたな莉央ちゃん。
かわいい。
普段デレないからデレた時とのギャップ最高なんだけど。




「うん。ごめん」




ちゅ。
て。
唇にキスをして。



「大丈夫。仕事だから」
「…………仕事って言えばなんでも許されると思ってる」



拗ねた莉央ちゃんも、かっわいい。




「思ってないよ。かわいいって思うの莉央ちゃんだけだもん」
「…………ほんとに?」
「ほんと」



えええ。
俺夢見てんのかな。
莉央ちゃんかわいすぎて死ぬ。





「…………ねぇ莉央ちゃん、お酒飲んでる?」




自分も酒飲んだから気付かんかった。
でも口の中。
アルコールの味がする。



「飲んだ」



「…………」




なんか、いろいろ納得。
ただの酔っ払いかぁ。
莉央ちゃん酔うとこうなんのか。
明日莉央ちゃん覚えてないんだろうな。
こんなかわいいの。
忘れてんだろうな。
/ 142ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp