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メンヘラヤンデレ彼氏からの溺愛調教

第5章 堕ちる





あー疲れた。
結局2時て。
どんだけ飲むんだあの人たち。


ヘロヘロになりながら真っ暗な玄関を開けて。
リビングというより居間のが正しい畳の部屋へと足を伸ばし。
途中キッチンで水道水をコップへと注ぎ入れ、それをテーブルへと置いた。


ふーっ。


て。
タバコへと火をつけネクタイを緩める。
真っ暗な視界に慣れてきた頃。
ようやく視界に入ってきた、ものに。
一瞬目を疑い思わず動いた拍子にテーブルから大きな音がなる。




「ん、柳瀬?帰ったの?」
「莉央ちゃん?なんでいんの。あれ、今、今何時」


薄い寝巻きからは薄暗い闇の中でも莉央ちゃんの胸の形が丸見えで。
無防備に折り曲げられた足が生々しく視界に映り込む。




「…………香水の匂い」

「あ、あー今日、いや今まで店で、飲んでて」
「ふーん、かわいい子いた?」



這うようにして近づいてくる莉央ちゃんから身体を引けば。
それでもお構いなしに莉央ちゃんが、乗ってきて。
「は?」
ネクタイが引っ張られて。
タバコが、口から莉央ちゃんの手の中へと移る様をまるでスローモーション見てるみたいに、目で追った。



「莉央ちゃんっ!!」


我に返ってすぐ。
条件反射的にタバコを、奪う。



「吸えないでしょ莉央ちゃん。何やってんの」
「吸えるし。2個しか違わんくせに子供扱いやめて頂けます?」



ドっ ドっ ドっ。



何。
なんなのこの子。
かわいすぎん?
いやいつもかわいいんだけど、なんつーか今日雰囲気が、エロくね?
お兄さん心臓とかいろんなところ痛いんですけど。



「どーしたの莉央ちゃん」

「ん」



ん?


何。

ん。



て。




え。
ちょっと待って。
かわいく唇突き出すのほんとやめて?



「…………っ」



いや。


え。





何この子。
正気じゃないの?
何。
なんのスイッチ入った?



「…………」


いやいやいやいやでも。
まぁ。


ゆーてさ。



食うだろ普通に据え膳。
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