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メンヘラヤンデレ彼氏からの溺愛調教

第3章 自爆




ああ。
かわいい。
ほんとそろそろ限界だし、気付かせてあげようかな。
無防備に男ベッドに引き込むとどうなるか。



「…………んむっ?」



右手を頭の後ろで力任せに固定して。
ついでに莉央ちゃんの右腕も使って顔も動かないように軽く拘束。
左手は。
シーツの上、自分の右手を絡ませた。
同時に唇を奪えば。
驚いたように目が開かれて。
莉央ちゃんと目が、合う。
頭の後ろで押さえつけていた手をするりと離し、今度は莉央ちゃんの両目を手のひらで覆った。
シーツの上、絡ませた右手は恋人繋ぎよろしくきつく握りしめて。
寝起きの莉央ちゃんの口の中を、貪った。



「なん…………っ、なんってことすんのよ変態!!ここ、病室!舌入れるとかバカなの?」
「莉央ちゃんがベッドに誘ったんじゃん」
「誘ってないっ寝ろっっつっただけ!!」
「だから寝たって」
「あんなん寝たうちにはいんな…………」



ちゅ。
て。
唇奪って。
ぐいって頭の後ろを固定する。
これでもう逃げられない。




莉央ちゃんが悪いんだよ。
莉央ちゃんとは違う常識を生きてる人間もいるんだってば。
いい加減認めてよ。
それぞれ固定概念ってものがあるって。
食事なんて栄養取れればそれでいいし。
睡眠こそ必要な時に必要な分だけ取れば良い。



「柳瀬!!」


「はいはいもうしない」



息を切らして上目遣い。
そろそろやばいな。
くそいってぇ。
両手をあげて、おとなしくベッドを降りる。





「続きは夜ね」






そう耳うちしてから、部屋を出た。




数秒遅れて。
ドアに何かが叩きつけられた音。



「…………トイレ行こ」





やっば。
今のは完全自爆した。
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