第8章 幸せ
あ〜〜〜っ。
まじ。
堪んねぇ。
ゾクゾクする。
「莉央ちゃん、口開けて。ね、ちゅーしよ」
「んぇ…………?ぁ、?」
全然視点の合わない目でこっちをみて、必死に舌を伸ばす莉央ちゃんが可愛すぎて。
「っ!?」
挿入れるつもりなんてなかったんだけどな、まじで。
気付いたら。
先程責めたスポットめがけて腰振ってた。
「ん゛ん゛ん゛…………っ、ふぐ、んぐ」
すご。
身体ガクガクじゃん。
なか痙攣えぐ。
これ以上は、莉央ちゃん持たないかな。
これ以上しても莉央ちゃんの負担になるだけだから。
「…………っは、みやびっ、みやび…………っ」
「莉央ちゃん、すき、大好き…………っ」
莉央ちゃんの後頭部を掻き抱きながら。
思い切り腰を打ちつけた。
「…………」
毎日毎日さすがにお叱りを受けてもいいと思う。
身体大丈夫かな。
莉央ちゃんいいっていうから、つい甘えちゃうんだよね。
きっと俺のためなんだろうな、ってのはなんとなくわかる。
俺のストレスを溜めないため。
仕事で発散するよりはきっと、自分で発散して欲しいとか思ってんだろうな。
明日は土曜日だから、莉央ちゃん学校ないし。
軽いものがいいよね。
サンドイッチでいっか。
朝飯作ってから出よう。
莉央ちゃんのベタベタになった身体を拭きながら、ほんとに、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
ベッドシーツまで綺麗に整えてから、ぐったりと横たわる莉央ちゃんをベッドへと運んで、自分も横になった。
「…………」
パジャマの襟から覗く莉央ちゃんの白い肌。
についた無数の印を見て。
自分でつけたその所有の痕に、我ながら引くものを感じる。