第7章 地雷

ずっと意識朦朧としてる。
何度も何度も意識手放すのに、その度に最奥を激しく突かれて引き戻される。
限界。
喉から吐き出される空気が少ない。
酸素が満足に入ってこない。




「莉央ちゃん、寝ちゃだめ」
「や…………っ、ゆ、びぃ…………っ」



後ろから。
柳瀬の指がなかをかき回す。
背中へと鈍い痛みと痕を残してく。



「莉央ちゃん逃げないで、こっち」
「ぃや…………っ、まってまってぇ！！ゆびやだぁっっ！！もうおわり、おわり…………っ！！」
「うん。おわりね」
「おわ、り…………っぃ！？ぁ、なん…っ、もうほんとやだぁっっ！！」
「ゆびは終わり。ほら奥、きもちーね」
「いや、いやいやっ！！奥やだぁっ！！もっ、やなせおねがい、ぬい、…………っひ、っああああっ！！」
「抜かない」
「やめ…………っ、それっ、ぜんぶ、いや、やめ…………っ、んんんぅっ、んんんっ、ん、ん、ふーっ！！」



柳瀬の手が胸の先端を擦り上げ、指が、突起をなでる。
柳瀬の舌が。
口の中を暴れまわる。



さっきからずっと。
もうほんと頭おかしくなるくらいに全身責められて。
責められて。
全身が性感帯になってるんじゃないかってくらい。
柳瀬のくれる刺激全部に反応する。



「やなせ…………っ、やなせ好き…っ」




ああもう無理。
頭ボヤける。
なんにも。
気持ちいいことしか。
考えなんなくなる。



「やなせぇ」



柳瀬の体温が恋しくて舌を伸ばせば。
嬉しそうに柳瀬が噛み付く。



「莉央ちゃんっ、莉央ちゃんごめんね…………っ、俺、ごめん」



ずるい。
もう何にも考えらんないのに。
今更謝るなんてずるいよ。




だってもう。
もうやめて、なんて思えない。



ずっとずっとこの時間が続くことを願ってる。




「すき…………っ、すき、やなせ…………っ」







さすがに。
ぷつりとそこで意識が完全にダウンした。