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キミの隣で…【怪獣8号/保科宗四郎】

第6章 眠り姫


「ッ!!!…そんな…」

集中治療室の扉を開けた瞬間、息が止まった。

は大量の管に繋がれ、身体のあちこちは包帯まみれでその瞳は固く閉ざされていた…

心電図の音が嫌ってほど耳に響き渡っていた。


「ッ!…」

「そ、んな…補佐官!!!」

瞳を見開き、言葉を失う隊長…
そして小此木ちゃんはの変わり果てた姿にその場に崩れ落ちた。

そんな2人を横目に僕はの元へとゆっくりと歩みを進めた…

「ッ!保科副隊長…補佐官の状態ですが、かなり危険です。今日が山場になるかと…」

医者の言葉なんて頭に入らんかった。

僕はそっとの頬に触れた。

まだ温ったかい…

は生きとる。

絶対は戻ってくるんや、僕との約束を彼女が忘れるわけあらへん…

「…、生きててくれてありがとうな…」

保科の言葉にミナも小此木もただ静かに見守るしかなかった。





深い眠りについてしまった姫…

姫を目覚めさせれるのは王子様のキスか…

それとも…


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