第1章 序章
なんだが話がややこしくなりそうだったので、触れるのはやめておこう…。
花火が縮こまっていると、鏡からズゥゥンと緑色の顔が現れる
花火「!?」
こわ!?
闇の鏡「……お前の名は…?」
花火「…!!夕霧…花火…です…」
闇の鏡「夕霧花火…、。お前からは魔力が少しも感じられない…。色も形も一切の無…。そして…お前の居た場所もまた…分からぬ…。一切の無だ…」
花火「そ…そんな」
ざわざわ ざわざわ
生徒「ウソだろ…あいつ何処から来たんだ?」
生徒「明らかに怪しいだろ」
生徒「というか…さっきなんて言ったんだ?全く聞いたことない名前だったぞ?」
クロウリー「確かに、貴方の名前。変わった呼び方をしますね?えっと…ユウギリさん…でしたっけ?」
花火「あ…えっと…。名前はハナビです…。姓がユウギリで…」
こっちの世界って外国みたいに…名前が先にくるのか
クロウリー「姓と名が逆だなんて…ますます変わっていますね」
花火「あ…あの…。私…!自力で帰ります!」
クロウリー「ちょ…ちょっとお待ちなさい!」
あんな怪しい人達に頼ってないで…こんな所自力で…
扉を見つけると勢いよく開けた
ガチャ!
花火「…え?」
生徒「はぁ…危なかった〜」
生徒「せっかくの式典服が焦げる所だった…」
上を見ると…中にいる生徒と同じ服をきた人が箒で空を飛んでいた
花火「……」
そして、前を見れば明らかに見たことがない景色…
ここは何処かの島なのか…遠くの方で海まで見えた
クロウリー「帰る方法は見つかりそうですか?」
花火「うっ…、そうだ…!携帯!」
ポケットからスマホを取り出し、電源を付けてみる
画面が光るということは壊れてはいない!!これで連絡を…
と、少し期待を持ったが…
花火「圏……外…」
ウッソでしょ…、
完全に詰んでる……