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化身来華【鬼滅の刃】

第7章 出会い(であい)





それから夏になった頃

岩柱・悲鳴嶼行冥と一緒に任務に赴くことになった


恵土「よろしくな」微笑

行冥「よろしく頼みます」お辞儀

一緒に見回りをする最中、夏祭りということもあってか
鬼も闇夜の中で人に紛れ込みやすく、各箇所で被害を著しく出していた

その件も合わさってのこと(任務)だ


蒼榮の指示であっちこっちへ回復をして回るのが主立ったものになるらしい


その折、長屋にて回復が必要なものがいると聞き

行冥「いってくるといい
こちらは任せよ」

恵土「ああ、任せた!
なんかあったら鎹鴉飛ばしてくれ!!」だっ!!

化身を使って即座に飛び出してゆく中


行冥(…温かい)

そんな想いに駆られ、目を細めていた


道中での折
幸せそうに走る子等を見て、生い立ちを互いに自然と話し合っていた

恵土「なあ…多分だけどさ…
お前を助けようとして外に出たんじゃないか?

あんな大柄な鬼、一人で無事に倒せるとは思えないって、他の大人へ助けを求めようとして外に…
他にも、武器とかも外の小屋にあったんじゃないか?
そう考えたらすぐ外へ走り出していったのって、理由があるんじゃ」

憶測に過ぎん…と行冥は割り切ろうとしたが
恵土「じゃあお前は、なんの理由も無く動くのか?

逃げたいだけなら四方八方に散り散りに動くだろ?
一目散に、後ろも振り向かずに

でも話を聞いてる限りじゃそうは思えない!


助けたい想いは同じのはずだ!

……話し合わなきゃ、何もわかんねえよ
子供が伝えた、みんな殺したって言葉だって…鬼を指したもののはずだ
言葉が足りてなかった
鬼はもう消えていたから、立証できないから
勝手に決め付けられて、耀哉に助けられるまで死刑を……

一人の子が出てったのだって…子供達から追い出されて、その腹いせで……
鬼に助命を嘆願して、藤の香りを消して、誘い込んだって

……………


(がさがさ)←懐を漁り、紙を手に取って行冥の胸へ押し付ける

後は…ここに行って聞いてみてくれ
もし嫌なら…それでもいい

お館様から、ある程度は聞いていた
で…確証が持てたから、話した

先に調べていて…悪かった」お辞儀
行冥「いや…(心を痛めていたのか…

お館様だけではなく…
姉まで」

恵土「話はそれだけだ
辛いことを思い出させてしまって済まない」

行冥「…ありがとう」


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