第5章 慟哭(どうこく)
耀哉とあまねの見合いは13の時にするとのお館様の言葉は…
遠い先で果たされることとなる
それから…5年もの歳月が流れた
週に一度は産屋敷家へ寄りつつも
長い時間に、生活の基盤が整ってきていた
弥七も随分と慣れたらしく、戦国時代の玉鋼の作り方を完璧に身に付けており、私に何度も握るように催促され続ける日々が続いた(100本を越した辺りでようやっと止めてくれた)
と、言うのも…
これまで死んでいった鬼殺隊の形見である日輪刀を全て玉鋼へ換えて息を吹き込んでやるんだという強い想いありきの要請だった
弥七も縁という里でも鍛冶師を鍛えこんでいるらしく、同様に同じ性質の鋼を鍛えることに成功しているらしい