第31章 未来へ(みらいへ)
無一郎「はあっ」
ばたーん!
隠「ああ!!言わんこっちゃない!!;」
アオイ「これで最後です!!」折れた刀を差し出す
実弥「よしっ!
これで…完成だ!!」
『………』
シーン……
実弥「一部分光ってねえぞ?
弥七「やっぱり破片がどこかに落ちてたんだあああ!!←頭抱え、296ページ参照
無一郎「多分消えてると思う、あの一撃だと
仕方無い
実弥「仕方無くねえ!!!
どうすんだ!!?もう日輪刀は!!」
すううう
隠「ああ!やばい!!光が消えてってる!!」
小芭内「万事休すか…」
青ざめてんやわんやになる中もなお、心臓マッサージを止めずにいた
しのぶ「はっ)…!」瞠目
自らの懐に、震える手で
しのぶはあるものを取り出そうとしていた
あることが想起する
かあーん!!
かあーん!!
恵土『しのぶ…
懐刀だ
用心の為にも、持っておいた方がいい
日輪刀が壊れたら…それを使うんだぞ?
きっとお前を守ってくれるはずだ
絶対生き延びろよ!!^^
絶対だからな!!^^』
そう差し出された
刀身25cm,全体40cmの全て黒地の懐刀(150ページ参照)
しのぶ「まさか…」
どっくん!どっくん!どっくん!!
心臓が早鐘を打つ
これまで…
一度として抜いたことが無い懐刀…
震える手で懐刀を抜くと…
ぱあああっ!!
先程までの日輪刀と同じく、陽光を強く発し続けていた
しのぶ「師匠…っ(じわっ)←涙が滲む
………っ
どうして…そんなにも…人には優しいのに
自分には優しく出来ないの?」涙
恵土『^^』
あの時の笑顔が想起する中、刃を当てた
ぴとっ
すうううううう
ぽおおおおおおおおお
全身から光が迸り…
熱が籠もり出した……
息が蘇り
静かに…
ぱち…ぱち…と瞬きをした
恵土「……?
しのぶ…?
しのぶ「っっっ
ぅぅっっ
わあああああああああああああああ!!!」
幼子のように抱き着き、咽び泣いていた
恵土「え?え?え?」状況に理解が追い付いてない
しのぶ「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ」
滂沱の涙を流し…
しゃっくりを上げながら咽び泣くしのぶは…
口々に叫んだ