第28章 それぞれの役割（やくわり）

蜜璃「………

そう言えば、お館様ってどの神様なの？
原初の神々じゃないのはわかるけれど」原初の時空神

恵土「え？
それは………

（ちらっ）
火の神様！火の化身！
四大天使の一柱の火！！？」原初の始祖神
義勇「ほお…仲間か」水、ガブリエル
恵土「産屋敷ボンバー！！？」驚愕
小芭内「待て貴様、一体何が見えている；」原初の邪神
実弥「縁起でもねえこと言ってんじゃねえ！！；」原初の世界神

杏寿郎「ほお…つまり同じ火仲間か！」原初の廃棄神
耀哉「どうやらそのようだね…（微笑」ミカエル

無一郎「いいなあ…僕はそんなに目立つものじゃ
恵土「私の護衛頭（ごえいがしら）やっといて何言ってんだタワケ！！
そうでなけりゃ大変なことなってるわ！！
包囲網やら何やらしっかり立ててくれてるじゃん！！

しっかりしろよ…ベリアル！！
蜜璃「恵土ちゃんを異世界（ダンまち）で殺した！！？
恵土「待て待て話をごっちゃにするな；
あれは主犯格の癌を消す為に、邪魔させない為に仕方無く；
無一郎「一時的な封印に近い形らしいよ？
行冥「話がややこしくなるから控えてくれ」原初の調停神
蜜璃「ごめんなさい；」しゅんっ

実弥「何はともあれ…これで揃った訳だ」
恵土「こっくり）…あとは」真剣な顔
杏寿郎「合体か！！？」
『違う！！』

義勇「俺達も混ざっていいだろうか！？」挙手←目がキッラキラ
無一郎「ちょっと；腕掴まないで；巻き込まれる；」たじたじ
『黙ってろ！！』
ゴンゴンゴン！！

無一郎「ほら巻き込まれた」ふしゅー
義勇「済まん…；」ふしゅー
杏寿郎「無念っ」ふしゅー


恵土「何言おうとしたんだっけ？；」はて？

行冥「恐らくは…日輪刀では無いかと
神器へ転じさせるつもりか？」

恵土「あー！…そうだった！！（ぽんっ！！）
ありがとう、行冥
いつも助かる」
行冥「これくらい容易いこと
気にするな」ふっ

恵土「まず…
日輪刀の真の力は、鬼滅に非ず
使い手の魂の力を引き出し、この世に具象化させるが本来の力

これまで使ってきたのは…
呼吸に合わせて事象を巻き起こしていただけ
それは本来の力からすればほんの上澄み、鞘から零れ出る木漏れ日に過ぎん


その本来の力でも…
無惨に通じなかった

目に見えない力に押し戻されていた

刃が通らなければ毒は取り込まれない
一人の力では不可能だった…