第3章 刀鍛冶の里(かたなかじのさと)
日輪刀
その形状は脇差で
今で言う全体56cm、刀身42cm、反り5mm
しかし、その重さは1.5kg近くもあった
これは他の打刀と同じ重さとも言える
特注品で、より多くの密度となるように拵えて造られたものだ
全体95cm、刀身70cmとして
重さは刀身(とうしん)だけだと約600~700g
ここからさらに「拵」(こしらえ)と言う、鞘(さや)や柄(つか)、鍔(つば)、鎺(はばき)等の外装を付けると約1~1.5kgの重さとなる
それが刀としての実情
当初は今で言うサイリウム程度の光だったけれど
後に太陽そのものと言える光となって、塗料に一晩漬け込んだこともあって、きちんと周囲を見れるものとなった
月明かりの無い中でも辺りが見えるほど、周囲一帯にとっては月明かり代わりになる程度に収まった
~こっそり裏劇場~
『カンカンカンカン♪』どこからともなく拍子木の音
昼の終わり頃に耀哉が到着するまで
その間に置いての皆とのやり取り
朝に完成し、朝御飯と休息を皆で一斉に取った
一睡もせずに頑張っていた為、やっとのことで休んでいた
それから後に陽光そのものと化したのは、昼も過ぎた頃だった
具体的には寝食を共に終えて起き出してから、昼食を取った後
一晩になるまで凡そ3時間前のことである
耀哉が来たのは2時間前
=耀哉が来るまで凡そ1時間
ついでに言うと、僅か1時間で樹液から塗料を作り上げたのは刀鍛冶師達である
恵土「木の籠に入れる!!←斬り掛かる
目が!目があああああ!!」
鍛冶師「駄目でしょ;」
恵土「はっ!)
秘技!光線銃うううううう!!」←籠の蓋を取って光を向ける
隠「まぶし!!」←通りすがりの隠
恵土「題名!白ひげ危機一髪!」キラン!
隠&鍛冶師『あほかああああああああああああ!!!!・・;』
白目を剥いて怒られまくった
後に……こんなことが囁かれていた
「同じ製法のものを一辺に持ち出して
全て恵土に握ってもらい
箱に入れたそれらを持って、蓋だけ開けて同じ光線を全て向けたら鬼ってどうなるんだろう…」
テロップ『消滅します☆』キラッ!
光は有限では無いのかとも示唆され、言われていたが…そんなことは無く
その日輪刀は、恵土が死ぬ最期の瞬間まで常に傍らに在ったという
『ちゃんちゃん♪』
テロップ『おしまい♪』
