第3章 刀鍛冶の里(かたなかじのさと)
銘は『産屋敷恵土』とした
それから…
一月(ひとつき)を待たずして、柱になる要項を全て満たし、柱となる
十一月十四日の朝から修行を始め
昼(昼食後)に柱合会議(ちゅうごうかいぎ)があり、そのまま眠った
つまり…刀を握って、僅か三刻(6時間)足らずで剣術を全て、自前の身体で技を出せるように完成させたということとなる
その為の備えは傷が完全に塞がったとされる日(目覚めてから四日後)から、一週間の間も基礎の鍛錬程度はしており、振るう準備、身に付ける準備は滞りなく進めていた
その件も合わせて既にお館様は確認済みであったが、敢えて何も言わずにいた
ついでに言うと、三日は眠っていたと感じていたのだが、実際には二日眠っていた
そこだけ訂正させて欲しい
作者『ここより数字を全て英数字表記にします
済みません
ここまでの文中でも数個あったとは思いますが、目を瞑ってもらえると幸いです』
10月31日昼、地下牢に閉じ込められる
11月1日丑三つ時、惨殺
夜明け、助けが来る、耀哉の腕の中で意識を手放す
昼頃、夢現ながら道中にて耀哉と会話
夜明けの時点から二日間眠る
11月3日朝、産屋敷家に到着、目を覚ます
11月7日、傷が完全に塞がる
一週間に渡って基礎鍛錬
休憩中、耀哉と仲良く遊んだり寝たりもした
11月14日夜明けに刀を初めて握る、そのまま剣術の鍛錬開始
昼食後、柱達に見守られる中、日輪刀を正式に授かり色変わりが起こる、その後眠りに付く
夜、起き、日付が変わる前に出立
11月15日夜、最終選別
11月22日夜明け、最終選抜終了、鬼殺隊士となる
夜に産屋敷家に着き、耀哉に抱き締められてから安堵して共に眠る
11月23日夜明けから刀鍛冶の里へ向かい
その日の朝の内に着き、そのまま三日三晩打ち続ける
11月27日朝に完成し、そのまま朝食を食べてから眠りに付いた
昼に目を覚まし、昼食後に改めて握った結果、陽光そのものと化して大変なことになる
一晩まで2時間前、耀哉が到着し、届けられた木材と樹液により、完成の兆しが見える
一晩漬け込む手法を取り(玉鋼から造り出した金属繊維の柄紐も込みで)、それまで必死に全ての準備を整える(すぐ完成できるようにする為)
11月28日明け方、完成する←今ここ
長い…長い道のりだった……(遠い目)←しみじみ頷く
