第25章 それぞれの関係性と、進展(しんてん)
また人を誑し込んだか…
という言葉(119ページ参照)はそれにより出てきた想いでした
テロップ『実は恵土はボンバーマンジェッターズ世界ではマイティです』
耀哉から相談を受けた日から行動に移し出し
半年ほど通い詰めていたそうです
寄る頻度は週に一度とは行かずとも(月に二度)
何度も寄り添い、静かに付き合っていました
藤の家紋の家であることもあり
耀哉へ、その近辺の任務になるようお願いしてからは
頻度は週に2回から3回ぐらいに増え、回復がより一層進み、顕著に見えるほどになり
当時花柱であった月代も付き添ってくれ、お蔭で無事間に合いました
その後…場を作った後、恵土は沙代へ
倒すべき鬼(沙代に取り付く悪い鬼(トラウマ))を倒せたからと
次の任務へ行く、中々来れないと思うと伝えた
沙代「待ってます!
その時はもっと元気になってるから!」
恵土「くす)
ああ!楽しみにしてるな!^^」にこっ
そして頭を撫でてから去りました
かなりの年月が費やされたこともあってか
たまに訪れて様子を見に来ることもあり
沙代はそれを心底楽しみにしていたようです
沙代(恵土さん…本当にありがとう//
私の心と向き合ってくれて…沢山付き合ってくれて)微笑
沙代にとって恵土は、憧れの女性で恩人らしいです
浮気?
としのぶから疑われた時は
恵土は必死に弁明し
行冥へどこまで話していいか尋ね
行冥が気を利かせて顛末を説明し
無事解決したそうです
当時、恵土の顔色は真っ青を通り越し顔面蒼白で、表情も強張り全身の震えも顕著に現れ、浮気が確証に変わり兼ねない有様でした
恵土の無事を知って一番泣いていた(喜びと安堵で)のは沙代でした
天元「ったく!時間の無駄だったぜ」
怒り冷めやらぬ様子に
小芭内「全くだ」
小芭内は即答して頷き、鏑丸も横で何度も頷いていた
行冥「南無阿弥陀仏…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
行冥に至っては全身に青筋を立てていた…
恵土「そこまで怒らなくていいんだよ?;」がくぶる真っ青
『黙れ』怨嗟の声
一蹴された恵土である;
百九年ぶりの上弦の鬼討伐
それを皮切りに怒涛の十二鬼月討滅
そして…嵐の前の静けさへ……
最終局面に向けて…
何かが静かに、動き始めている……
それを深く――皆が皆、感じ取っていた
のだが………一つ問題が生じていた
