第25章 それぞれの関係性と、進展(しんてん)
しばらくは…幼い時気分が抜けませんでした……
恵土「幼い時の自分なんてだいっきらいだって言ってくれえええ!!
私は…私は!!
お前が好きなんだよおおおおお!!
他の自分になんて誰にもやりたくないいいいい!!」両手を広げわなわな震え出す
『…………』瞠目
ぷっ
くすくすくすくす
恵土「しのぶううう!!
どっちなんだ!?
どっちのほうがすきなんだ!!?」肩を掴んで揺する真っ青
しのぶ「そ…そうですね…」ぷるぷる
恵土「私はお前を独占したいんだよおおおお!!
誰にもやりたくないイイイ!!
『ぶほおっ』
がくっ←膝から崩れ落ちる
ぴくぴく
しのぶ「可愛い)…っ!//
恵土「どっちなんだよしのぶー!
はっきりしろよー!!」
ぴょこぴょこ動き回る恵土を、後にしのぶは死ぬほど撫で回しキスしまくったそうです
縁亭への通り道
しのぶは薬を開発中で行けないらしく、恵土は一人で向かっていた(差し入れを持ってくつもり)
恵土「ぎゆー!ぎゆー!!^^(手を振る)
一緒に鮭大根食べよ〜!
あったかいおそば大盛り分けっ子しよ〜!」
義勇「ああ、行こう
俺もちょうど行こうとしていた所だ」微笑
なでなで
恵土「えへへへへ^^」すりすりすりすり←撫でられた手に擦り寄る
実弥「冨岡の野郎…後でぶっ殺してやる!!!」ギリギリギリギリ歯軋り
いつも以上に血走っている
小芭内「落ち着け;悟られるぞ;」宥める
草藪の中での二人である(心配で尾行中)
恵土「あ!でも迷惑じゃない?
大丈夫?
義勇「大丈夫だ
迷惑じゃない//」微笑←嬉しそう
恵土「そっかあ、よかったあ!^^」にこにこ
手を繋いで歩く中…
恵土「ん?」
くるり
とことこ
がさっ
恵土「あー!
実弥にーちゃん!
一緒行こ!おはぎ食後に食べよ〜!」ぐいぐいっ
実弥「おい待て;俺は行くとは
恵土「いかないの…?」しょぼーん
どことなく目が垂れ下がっている
子犬が俯いて尻尾も耳も垂れ下がり泣き出しそうな状態と重なる
実弥「ぐっ………(たじっ)
………行く
恵土「やったあ!!^^
一緒にお手々繋いでいこー!♪
実弥「お、おう//」顔逸らし
小芭内「ぶっ殺すのでは無かったのか…?;
やれやれ全く…
世話の焼ける」溜息
鏑丸「シャー」瞑目し二度頷く
小芭内「さてと…
俺も甘露寺と行くか」すたすた歩き出す
