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化身来華【鬼滅の刃】

第25章 それぞれの関係性と、進展(しんてん)





沙代「あのね
私ね
何度も言ったの
悲鳴嶼さんが死刑になるって聞いて
あの後、何度も言いに行ったの
みんなを殺した犯人は鬼なんだって
あの人って言った相手は鬼なんだって!

でもねっ(じわっ!)←目に涙を浮かべる
誰も聞いてくれないの
鬼なんて居ないって、嘘だって
気が触れた可哀想な子だって、みんな言うの

口々に指を差されて、誰も信じてくれなくて
何度も何度も、毎日行って、その度に言われて
でもやめられなくて
わたしのせいだからっ!」わなわな震え
行冥「沙代…」

沙代「声が出なくなって
最近やっと戻って!

私がね
恐がってる時にねっ!ひっく

恵土「大丈夫だよ
行冥は沙代のことが大好きだよ^^
だから…安心して、話してご覧?」
きっとわかり合えるはずだからって!

だから…恐がらなくていいんだよって
大丈夫だよって
それがなかったら、きっと私、今もっ」涙をぽろぽろ零す
行冥「ああ…
大丈夫だ…」

沙代「ごめんなさい!ごめんなさい!」

行冥「ありがとう
話してくれて

沙代の思いを知れて、本当に良かった
ずっと誤解したままの可能性もあった…

早い内に解けて良かった」微笑

沙代「許してくれるの…?」恐る恐る顔を上げる

行冥「ああ…
赦すとも…

私は…沙代も…皆も…好きだ」微笑
肩に手を置き優しく頭を撫でる

だっ!!
沙代「わああああああ!!」滂沱
それに胸の中に飛び込み沙代は心から泣き叫んだ

行冥(恵土…
ありがとう……)

涙を共に流し、最後に笑い合って手を振って別れ、文通する仲へと修復されました


しのぶを紹介する前
和解し合えたこと、それに対しての感謝を伝えておりました


大好きだからこそ傷になる
それを行冥は今一度、深く思い知らされたそうな…

だからこそ……赦せなかったのだとも………


実は恵土は耀哉から行冥のことで相談を受けており
それで沙代について調べ、深い心の傷が癒えるまで寄り添い
行冥の死刑が撤回されたこと、お館様が守ってくれたことを伝え
沙代が頑張ったお蔭だよ?それでお館様の耳に入ったんだ…毎日頑張ったね…ありがとう…お疲れ様
もう大丈夫だよ^^
と美味しいものも飲み物と共に贈り
当時沙代は涙ながらに、持って来られた恵土手作りの炊き込みご飯と味噌汁を食べておりました
その後は時折訪れる恵土と楽しく過ごしたそうな


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