第24章 慟哭と仲直り(どうこくとなかなおり)
カナエ「あらあら、ふふふ^^」
ずっと撮影機を回すカナエに…
柱達は心底感謝していた……
当時を見返せるのは、本当に有難い(最高に楽しみ)――(瞑目しみじみ)と…
後に……撮り柱というあだ名が隠の中で流布していた
くすんくすん
しのぶ「……
(ちゅ)←唇へキスを落とす
おやすみなさい、恵土」微笑なでなで
恵土「すー」満面の笑みで眠りに入る
しのぶ「ふふっ^^
(本当に…単純なんだから」くすくす
そのまま優しく布団を掛け
明かりを消して立ち去っていった
それを見届けてからカナヲが引き戸を引いて、部屋へ入る
カナヲ「入っていい?」布団を指差す
恵土「?うん」しぱしぱ
今にも眠りそうな中、端へ寄る
それにカナヲは靴を脱ぎ、揃え、布団の中へ入る(仰向けの恵土から見て左側)
カナヲ「………
嫌なこと…思い出させてごめんね」
恵土「頭を振る)ううん!
カナヲは悪くないよ!!
心配してくれてありがとう
大好きだよ^^」頬に手を当てて優しく撫でる
カナヲ「……(瞠目)
……(くす)
私も…恵土姉さんが大好きだよ」微笑←触れてくれた手の甲に、優しく触れる
恵土「!!」瞠目、息を呑む
カナヲ「ふふふっ^^//」
恵土「ふふっ^^//」
そのまま…手を握り合って、眠りに付いた
カナヲ「きゃー!
可愛い可愛い可愛い
二人とも最高に可愛いわああああああ」
小声で半狂乱になるそれに…
しのぶ「恵土…おやつの…
じか…………
何してるの姉さん;」じとおおおおおおおお、訝し気
カナエ「あ、しのぶ
見て見て、可愛いのよおお^^」ふふふっ
撮影機を床に置いてしのぶへ手招きし
口元に手を当て、布団の中で手を繋ぎ合って眠る二人を指差した
それを見たしのぶは驚きを隠せず、瞠目してから笑った
しのぶ「くす)もお…
二人とも幸せそうに寝ちゃって…」苦笑
カナエ「多分晩までは起きないわね」ひそひそ
しのぶ「いい夢を見れたらいいけれど」微笑
カナエ「大丈夫よ!
だってカナヲも恵土ちゃんも可愛いもの!^^」拳を頭上に上げる
しのぶ「姉さんはそればっかりじゃない!;
カナエ「でも実際そうでしょう?
しのぶ「それはっ!そうだけど…//
理屈になってないの!」瞑目
カナエ「じゃあいらないのね?見ないのね?
じゃあ私だけで見
しのぶ「そうは言ってないでしょう!!?」怒号
