第23章 大奮闘劇(だいふんとうげき)
『本当に大丈夫なの/か……?』
皆が皆、異口同音に不安気に呟いた
しのぶに至っては目に手を当てて溜息を深々と零していた
恵土「なんでだ?
ひとりとひとりが力を合わせれば無限の力を発揮できるだろ?
な?
違うのか?」不満気
しのぶ「違わないけれど求めているのは数式としての答えです!!(瞑目叫び)
恵土「わかった!
一足す一は二だ!!」
『なんの問題だと思ったんだ)……;』遠い目じと目
その後…
結婚いつだ?結婚式いつだ?何月だ?と騒ぎ立て続けたかと思えば
散歩!と叫んで窓から飛び出す(飛び降りる)
しのぶ「蒼榮!!
お願い!!」
蒼榮「任せろ!!」追跡
その後の報告会…
滝を見掛けたら飛び込む、渦を叩き割って噴水にして遊ぶ←天元が追い掛けた
川を見掛けたら飛び込む←蜜璃、以下略
猪を見ても飛び込む←無一郎
蜜璃「どうやって躾けていたのかしら…」
『う〜ん…』
天元「さぞかし苦労しただろうになあ…」
杏寿郎「こんな人ではなかろうか?」
筋骨隆々ナイスバルクなボディビル顔負け厳つい系
天元「いやいや…こんな人だろう?」
ボケたら承知しまへんで!ハリセン携えたツッコミ母さん
『ぶっはあっ!!』吹き出す
行冥「いや…
こちらだと思われる」
どんな馬鹿をしても貴方の幸せが私の幸せよ、優しく宥めて止める弁財天母さん
無一郎「いや…実物見たけれど」挙手
『見たのか!!?』ばっ!!天元と小芭内が無一郎を挙って見る
こっくり
無一郎「悲鳴嶼さんの言ってた方が近い
と思う」
『マジかぁ』
天元「そっちかあ〜…」
行冥「だが…そこが似てしまったと言われればわからなくもない」
天元「あ〜確かにな!」
初めて見るものばかりにはしゃぎ回る恵土に…
杏寿郎「はしゃぐのは良いんだが暴れ回るのは…」う〜ん
小芭内「困ったものだ」嘆息
天元「かと言って縛る訳にもいかねえしなあ」
『う〜ん…』
想像する
恵土「ぎゃーん!!!
わああああああああああ!!!」大号泣
喉が涸れ声も枯れ喘鳴を漏らすことになるのが見て取れた……
『気長に待つしか無いか…』遠い目
義勇「少しいいだろうか?(挙手)
でんでん太鼓で遊ぼうとしたら
私は赤ん坊じゃないぞ!!と言われ
お手玉やお弾きは凄い勢いで投げ合う遊びへとなり
『?』
義勇「そして…
玉遊びが好きだった
