第23章 大奮闘劇(だいふんとうげき)
小芭内「これは)………」
『ヤバい!!!!)…………』顔面蒼白
恵土「?←首傾げ
どーしたんだ?皆固まって」きょとん
珠世「………
麻痺が完全に治れば戻りますのでそれでは」すっ
幼子は回復が早い
それ故の鬼の回復力
それを明かした後でのやり取り
それらを見届けてから、火の粉が飛んでくる前に立ち去ろうと逃げてった
恵土「ん?
珠世〜!」
びくうっ!!肩を震わせる
ぎぎぎぎぎ!恐る恐る振り返る
珠世「な…なにか?;」真っ青
恵土「生きるって言うんじゃねえかって言ってたあれな?
お前はあんな出来ねえ野郎じゃないぞ!っていう意味で言ったんだからな?
だから…生きろよ?絶対に!」真剣微笑
珠世「…はい」くす←身構えていた姿勢を解く
恵土「愈史郎と幸せにな〜!^^//
お見舞いとおくすりありがとうな〜!」手を振る
珠世「…ふふっ^^」
ぺこり
頭を下げて立ち去っていった
それと入れ違いに、耀哉が入ってきた
耀哉「全員、揃っているようだね」微笑
『!お館様!!』跪き頭を垂れる
恵土「お〜!耀哉!久しぶり〜!」手を振る、未だ布団の上
耀哉「ふふ^^(手を振り返す)
久しぶりに昔に戻ったみたいだ…
八歳…だったかな?」
『!!?(どこからどう見ても五歳児ぐらいだけれど!!?』
耀哉「間違い無いよ
姉上が八歳の頃、家の柱に傷を付けていたことがある
背比べでね?
確かに当時の姉上の大きさだ…
栄養失調に傷も多数あったからね…
相当苦労したはずだ
泥水を啜ってお腹を満たしたこともあるとも聞いた」瞑目し目を伏せる
しのぶ「泥水?」愕然
蜜璃「え?」瞠目
耀哉「それで食べることが
母の料理以外ほとんど無く
一緒に手伝ったりしたそれ以外、食べる機会も無かったと聞く…
それも…一銭でもビタ一文でも安くしろと、父からの暴言や暴力の中に常日頃いながら…
お互い庇い合って…守り合って……
頼りになるのは母と姉だけだったと聞き及んでいる
だが…
諸国を回る内、食べて回る内
食べることが好きになってきたらしい
それで…また、誰かが満たされず、腹も心も空腹になったりしないようにと作ったのが縁の里だ」
『………』絶句
小芭内「それは……
本当、なのか?」
恵土「うん!本当だぞ?
だからうんまいだろ!?^^
俺の自慢なんだ!!^^♪」にっこにこ
