第22章 機能回復…薬?(やく?)
こんな自分を大事に思ってくれるのだから
嫌われても仕方の無い自分を、愛してくれるのだから
ちゃんと生きて、今度こそ守らないと…繰り返させたりさせない為にも
どんなに死にたくても苦しくても痛くても生きなければ……
皆が…大事にしてくれた人達が繋いでくれた命を…絶やすこと無く……
沢山の人へ繋げて…生かさなければ、幸せで居られるようにしなければ……
そうでなければ………自分に生きる価値等無いように思えた
結局私は…
自分のことばかり考えてしまっている……
何度も何度も…人の為になるようにと、頑張って考えても、動いても…その願いに、想いにどんなに寄り添っても…
結局は、幸せになって欲しいという自分の願い(エゴ)で動いているだけに過ぎない
どんなに寄り添っても…求めるものはその時々で移ろい、変わりゆくものなのに……
私にとって、私は……守りたいものも守れない、それでも人を大事にしたい、大好きな人達と生きたい、醜いだけの愚か者でしか無い
投げ出せばいいのに
死んでしまえばいいのに
そんな願いばかりが潰えること無く、生まれた頃から…ずっとずっと想いながら……
皆に見せてる姿と
人に求めている姿と
こんなにも違う…
醜いことこの上無い……
嘘偽りなんかは無い
話した言葉に、思って掛けた言葉に…嘘を付いたことは無かった
こんな自分が生きていていいとは思えなかった
だから……聞いた(137ページ参照)
もし……迷惑じゃなければ………
生きたいって…思ってもいいかな?
と
私は…こんなにも醜い
幸せになるべき人間じゃないんだよ
そんなこと(自分の幸せなんて)願えないんだよ
願っちゃいけないんだよ
生きてちゃいけないんだから
本当なら…この世に生まれてくるはずの無い存在だったんだから
そのせいで…沢山の人達の運命を弄んでいるのは……こちらも同じなんだから………
人のことなんて…
言う資格も無いんだから……
それなのに何度も口を挟んで、叫んで…煩わしく思われようと……
幸せで居て欲しいと暴走を繰り返す…人の迷惑なんて顧みず……その責も罪も、背負いながら……繰り返さぬよう努めながら………暴走だけは止まらず、そのせいで生じる被害を少しでも減らせるようにと、何度も励みながら懸命に………