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化身来華【鬼滅の刃】

第21章 創傷(そうしょう)





9月11日

著しい損傷は治っている
けれど…

蝶屋敷へ運び込まれた頃、何度も息や心臓が止まった影響なのか……

未だ目が覚めない………


失血を死なない範囲でやったにしろ
全身の骨を内蔵を傷付けないように折ったにせよ

酷く著しい創傷を全体的に受けていることに変わりは無く……


7月16日夜明け
十二鬼月討滅という最後を果たした後に
倒れ伏した

無惨も鬼も一人として出現せず、腕を磨く以外にすることがなくなってしまった


童磨が長々と話していたのは…
自らの血鬼術を、更に分体を作り出すことを無力化する毒に、耐性を付ける為の時間稼ぎ
あるいはこのまま死ぬことになっても傷を残す為でもあった

恵土に対してしていたのはただのお喋り
お前と交わす言葉は無いという言葉への意趣返し(仕返し)だった
後は記憶によって知ったことからの本音や賛辞


しのぶはその後…
隠が駆け付けた時、それを見て咽び泣く自分の頰を叩き
すぐに血鬼術を無効化する毒を、カナエへ念の為に飲ませ
恵土の肺出血を止めているのが血鬼術の氷であった為、すぐに応急処置をし蝶屋敷へ隠と一緒に運び出した

脚が限界で立っていられなかった
あの時(童磨と相対時)に立っていられたのが不思議なぐらいに……


無惨は一体何をしているのか
その論議については時間の無駄と、お館様から切り捨てられている

それと同時に…新たにすべきことに焦点を当てた


縁の里に所属する鍛冶師、弥七が打った百本の刀
それを十本ずつ一本にして鍛え上げたのだという

その凝縮に伴い、品質が戦国時代のそれの十倍は超えたのだとか……


耀哉「つい最近(9月10日)完成した
それを扱うのに慣れて欲しい

その為にも…
柱同士で剣を交え、腕を競うことを許可する

きっと…恐らく…無惨は必ず、姉上を狙ってくる


皆で…守ってやって欲しい」

『御意/はい!』

緊急の柱合会議にて発された内容は…
至極単純で、わかりやすい内容だった


しかし……
従来でも6kgの打刀(戦国時代製)が、60kgとなり

恵土のそれ(脇差、1.5kg)でも、15kgとなっている


十本分を結び付かせ、濃度と密度を更に上げたのだとか…
しかし……

熱を帯びており600℃を常に保っている

それを抑え込むものも封光玉(陽光山の木)であった←35ページ参照


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