第17章 実弥との出会い(であい)
実弥に気付かないまま(死角に居た)
しのぶに対しての目で、態度で…
否が応にでも察してしまったそうです…………
ピシピシピシピシ
パリィンッ!!
初恋相手…それは容易く……散って行く
実弥「悲鳴嶼さん(がしぃっ!!)←肩を掴む
ちょっと時間いいですか?!」ごごごごご
行冥「南無……」がたがた合掌涙
たまたま透き通る世界の修練をもう一度やりに来ていた行冥に、肩を掴んで話し掛けていた
その後…死ぬほど管を巻いて吐くほど酔っ払い、愚痴を吐きまくる不死川がいた
行冥「いずれいい出会いがある」
実弥「ちくしょおおおおおお
先に言えってんだよ畜生おめえええええがあああああああああああ!!」
かあんっ!!!
お猪口片手に、机へ叩き付けて
凄まじい勢いで酔っ払い続けていった
行冥「南無……」温かい目←強制的に付き合わされた人
そこはかとなく、口角が上がっていた
玄弥のことも実弥から聞かれ
近況をお互い報告し合っていたそうです…
義勇「何故こうも遭遇しやすいんだ)…;」内心滝汗
狙わず、全てに遭遇している義勇である
蜜璃の恋の自覚を促す件を、しのぶがカナエへ報告した所
カナエ「ふふふふふっ^^
楽しそうね」
しのぶ「溜息)大変だったんだから
結局甘露寺さんへの助け舟は私がやる始末だったし」ぶつぶつ
カナエ「でも楽しかったんじゃない?
お互い両想いだって分かるの近々じゃない^^(にこにこ)
ね?」両手合わせ首傾げ
しのぶ「…まあ、ね
所で…カナエ姉さんはいないの?
好きな人」
カナエ「私?」
こっくり←しのぶが静かに頷く
しのぶ「カナヲは、姉さんが言ってた通り
好きな男の子が出来たから変わったけれど
(私には恵土がいるけれど………
変わったのかな?」
カナエ「そうねえ…
好きな人…結婚したい人…
う〜ん
恵土ちゃんぐらいしかいないのよねえ
しのぶ「がたっ!!!!)絶対駄目!!!!」血相を変えて叫ぶ
カナエ「でもねえ
恵土ちゃんと結ばれたら幸せになれそうじゃない?
絶対、尊重して守って大事にしてくれるし
しのぶ「絶対あげないから!!!!
恵土は私のよ!!!!!」
あまりの大声と剣幕に
縁亭で何事かと視線が集まる中
カナエ「ふふふふ^^
よかったわ…
ちょうどいいお土産が出来て」
怪しげな笑みを浮かべ黒く微笑した
