第15章 カナヲとの日々(ひび)
その日…5月28日、蒼榮が文を持ち帰っていましたが……
突然の蝶屋敷での大騒ぎに、なんだ?と困惑していました
後に…鎹鴉達も寄る名湯になったそうです……
しのぶ「もお!師匠ったらいっつもカナヲカナヲで」むす〜っ
カナエ「やきもち?ふふふ^^」
しのぶ「ちっ!違うわよ!!//」真っ赤
カナエ「そう言いながら楽しんでるじゃない^^」
しのぶ「姉さん!!;」
二日掛けて完成したそれを、思う存分堪能する人達でした…
勿論、そこにはカナヲやアオイも、その鎹鴉達もおりました
5月30日
そろそろ炭十郎に教わってから一年経つということで礼も兼ねて訪れたい、との旨を事前に文で知らせ
この日なら皆で出迎えられると教わり、訪れることになったそうです
その返事が蒼榮が運んできた文
恵土「カナヲ?一緒に行くか?
外でここからは遠いんだけど
いい気分転換になると思うんだ!」
カナヲ「…………」こっくり
恵土「よし!決まりな!^^」
その後、書き置きだけで無く
鎹鴉達にも文を持たせ、万全の準備をしてから行った
光と同化する化身をカナヲごと使い、瞬く間に着いてみせた
瞬間移動のようなそれに…カナヲは驚きを隠せず、辺りを頻りに見渡していた
炭治郎「あ!
父さん!恵土さんが来たよ〜!!」
そろそろ手紙の時間だ!来るかなあ?
とそわそわしながら待っていた炭治郎が、勢いよく家へ駆け込んでいった
恵土「お久しぶりです
ご無沙汰しております」お辞儀
炭十郎「久しぶりだね…
元気そうでよかった」微笑
炭治郎「お久しぶりです!^^
?その子は?」
恵土「ああ
カナヲっていうんだ
虐待を受けてきて…うまく感情表現が出来なくなった子だ
気分転換になればと思って連れてきた
仲良くしてやって欲しい」
炭治郎「カナヲ?
俺、炭治郎と言います!よろしくお願いします!」微笑
カナヲ「………」しーん
炭治郎「?(おろおろ)
(どうしよう?どうしたらいいんだろう?」困惑
その折、カナエに貰ったコインを取り出し
ぴいいん
ぱしっ
表が出たことで声で伝え出した
カナヲ「私の名前はカナヲです
よろしく」
自己紹介をするかどうかでしていたらしい
それを見た炭治郎は、一人で考え込んでから頷き
コインを貸して欲しい、すぐ返すから!と言い出し
貸すぐらいならとカナヲは手渡した
