• テキストサイズ

化身来華【鬼滅の刃】

第14章 ちょこっと余談(よだん)





愼寿郎と杏寿郎は
たまたま出会う機会がありませんでしたとさ…

間が合わなかったそうです…


しのぶが11歳の折
縁の里では夏祭りがありました(7月12日)

金魚すくいの前で歩みを止めるしのぶに対し…

恵土「?欲しいのか?」
しのぶ「え?

…んっと……

//」こっくり←頷く(照れ臭い)

恵土「よし、じゃあ取ってやるよ!(腕まくりし微笑)
おっちゃん、ポイ一本
屋台の店主「ほいよ!^^」さっ!

恵土「おっりゃああ!!」
ばっしゃあーん!!
失敗

恵土「もう一本!
店主「あいよお!!」さっ!!
失敗

恵土「まだまだあああ」

8回ぐらい連続で失敗した…


恵土「ぜえ、ぜえ、ぜえ…
まだまだああああああああああああああ」

店主「落ち着けって;
肩の力抜いて、水平に掬い上げるんだって
垂直にやったら破れるから」

恵土「そ、そっか、ありがとう
そお~っと

さっ

できたああああ!!
やった!!」
ポイを持ち上げる
破れる
恵土「あ!!;

‥……;

ごめん…一匹しか取れなかった;」
しのぶ「いえ…」

恵土「ほら…
あげる

欲しいって…言ってただろ?」

顔ごと目を逸らしたまま
赤らめながら差し出して押し付けてきた


どおんっ!!!!
花火の音、光、喧噪に気を取られ
周囲が誰もこちらを見ていない中

金魚すくいの屋台から
少し奥まった所にある木の陰で
誰にも見られないようにして、恵土は行った


しのぶ「!!」瞠目

恵土「……///」
顔を真っ赤にしたまま見つめ…
優しく撫でた、目を細めて…

それにしのぶは満面の笑みを浮かべて、金魚の入った袋を手に持ったまま
恵土の首の後ろへ両腕を回し、唇を恵土の唇へ押し付けた

ちゅっ


互いに真っ赤になり、笑い合い…
何度か繰り返した後

静かに寄り添い、抱き締め合っていた

誰にもバレないように、ひっそり


子供「ねー、ままあの人達もがっ
ママ「しっ
花火がきれーねー」棒読み遠い目
パパ「そーだなー」棒読み遠い目

縁の里の人達は皆、誰もが必死になって花火に集中するよう意識し続けてくれていたようです


他にも射的にて欲しいものを取ってはあげ

型抜きでは一番難しい大日如来像は完璧に出来るのに
簡単なものは一切出来なかったそうな…;←がっくし肩を落とす恵土
しのぶ(普通逆じゃない?;)


/ 321ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp