第14章 ちょこっと余談(よだん)
恵土「人として生きたいなら
いつでも出来る
私は…お前に幸せになって欲しい
私だけじゃない…
夫も子も、それを望んでいる
だから伝える
お前が大好きだから…
その想いは同じだから…
お前みたいに、人の為に頑張れる
背負える
寄り添える
そういう人こそ…
大事に出来る人こそ…
誰よりも幸せで在って欲しいから……」
愈史郎「……(ぐっ!!)←膝の上で拳を握り締める
私も…同じ想いです!
私が…貴方を幸せにしたいんです!!」胸に手を当て、真剣な目で珠世を見つめる
珠世「!!(瞠目)
………(じわっ)←涙が滲む
少し…
考えさせて下さいっ」涙
ぽとっ
珠世「今の私には…まだ……
まだ…踏ん切りが付けられません」
恵土「なら…待つよ
何年でも
何十年でも待つよ
貴方が納得できるまで…
心置き無く、幸せで居て欲しいから^^//」
珠世「………ありがとう…ございますっ」涙震え
その後…
数か月も経たず
珠世は薬により鬼では無くなり
愈史郎もまた…人となり、薬学や医学で力になる道を選んでくれた
そして…しのぶとカナエと力を合わせ、鬼に効く薬や様々なものが完成することとなった
愈史郎「………
産屋敷恵土」
恵土「ん?」
愈史郎「……感謝する」
恵土「気にすんな!
珠世と幸せにな!^^//」
愈史郎「……ふんっ」ふいっ
テロップ『ブレないねえ』ふふふふふ←温かい目
あまね「神は、貴方達の力を無力等と思ってはおりません
貴方達の力は…日の呼吸よりも、何よりも強いのだと」
その言葉のお蔭で、愼寿郎は踏み止まり
より一層強く修行を課し、一定の強さを超えた折
縁の里で修練を課そうとした……
1910年
7月12日
杏寿郎が教わりにやってくる
蜜璃が指南し、習得まで一か月半掛かったが透き通る世界も込みで無事終わり(8月28日免許皆伝)
そのまま最終選別まで縁亭で過ごすこととなる
愼寿郎とは文や鴉で指示を受けたり、南の山の過酷な環境で修行、休養もしていた
9月12日
杏寿郎が一時帰宅し愼寿郎と真剣勝負を行い、無事勝利を収めた
11月15日
最終選別突破
1911年
4月15日夜明け前
戦国時代製造玉鋼(密度が高く温度が高い)により容易くなった赫刀と、透き通る世界により、上弦の参を倒し、愼寿郎と交代で炎柱に昇格