第14章 ちょこっと余談(よだん)
撮影機は全部で五台あります
弥七さんが執念で作ったとか
神に作れて俺に作れねえものはない!!
と豪語したそうです…;
なんて恐れ知らずな…;
それを聞いたしのぶは、戦慄していたそうです
まあその向上心は良き、と恵土は素直に頷き応援していました
今も必死に作ろうと邁進しているそうです…
その過程上、蜜璃は小芭内のそれをまた見たい場面が何度でもある為、接点が出来…食べ物(美味いもの)談義(31ページ参照)へと突入することもしばしばあったそうです……
素振り用の木刀
それは中に鉄が仕込んであり、全体で5kgあります
戦国時代造り(製法)の玉鋼の打刀も5kgなのでちょうどよかったとか…
330mの大岩を切っても無傷でいられるぐらい頑丈
陽光山の木から創られた木刀である
道なき道の修練、木道の修練(最後に手に持って渡る際)、最後の修練、全てで使用されます
恵土が手ずから作り、五本あるそうな…
弟子達で話し合って、失くすと見つかるまで探すことになってたそうです…
戦国時代製法の玉鋼
それにより…柱の皆が皆、治りが遅くなる『赫刀』を使えるようになりました
更に言うと…恵土の教えにより、動きの予測が出来る『透き通る世界』の習得に繋がったとか……
後に…柱としての必須事項となり…
大いに討伐に貢献したとか……
そしてそれは…鬼のみに限らず、無惨に対しても同じことが言えたそうな…
恵土「所で…いつになったら名前で呼んでくれるの?
いつまで師匠呼び?」
しのぶ「そ、それは…;」たじっ
恵土「恵土!」
しのぶ「け…恵土…さん//」ぽっ
恵土「さん付け無しで!!」
しのぶ「け……け……」
恵土「ごくり」
しのぶ「け……
ばかあ!!」瞑目
ごっすう!!←拳骨を脳天へ繰り出した
恵土「…なんで?;」
しのぶ「ふんっ!!」そっぽ向いて去っていった
恵土「あ〜…
気長に行くかぁ;」頭を掻きつつ呟く
まだ道のりは遠そうです…
しのぶの鍔は恵土とお揃いです
日輪刀を作る際、同じ物がいいとねだられ
ずっと七歳から懐に入れていた、予備の鍔を与えました
恵土『どうか…しのぶを守ってくれますように』
その際…両の目の瞳孔が光っていました
魂が、左目に宿る初代と、右目に宿る恵土の、双方が共に強く想い願ったことにより起こったそうです
