第12章 新たなる柱(はしら)
天元「お前、嫌いな奴っていないのか?」
恵土「ん?
そーだなあ…(腕組みして考え込む)
優しさを踏みにじる人が一番嫌い
どれだけ優しさを向けても無限に続けられて当然としか思えない人
一番苦手で、困る」
天元「なるほどな」ふむふむ頷き同意を示す
恵土「にしてもお前綺麗だなあ…
中身も優しいし完璧だし
見目も完璧って反則じゃないか?」
天元「ふふん!
存分に、派手に讃えろ!!」キラン!
恵土「おう!わかった!!」キラキラ
天元「お前…純粋っつうか…そんな環境でよくそれ保てたな?;」
恵土「…ははは^^
お母さんとお姉ちゃんのお蔭だよ…(微笑)
それと…(ちらっ)
出会った皆の
な?^^」にっこり
その後…
普段、行冥が座ることとなる右隣に
天元が居座ることとなった……
しのぶ(何この人…)イライラ
恵土と距離が近く馴れ馴れしいことに腹を立てている
カナエ(春ねえ^^)ふふふっ
恋故の嫉妬を感じ取り心底和まされて楽しんでいる
義勇「?(何かあったのだろうか」きょとん首傾げ
何もわからず目の前の変化を黙認している
行冥「南無…(また人を誑し込んだか…」遠い目
漠然と状況を読み取り、合掌したまま涙を流している
天元の嫁ズに至っては…
須磨が恵土が父から強姦(肛門に中出し)された話で泣きじゃくり
雛鶴が怒りながらも須磨の背を撫でて宥めて落ち着かせており
まきをは天元様の嫁になるならいつでも受け入れるから!と息巻いていた
が…
恵土「しのぶ!」手を振る
しのぶ「ぱあっ)よかった…
先に行くって飛び出して心配したんですからね!」ぷんぷん
恵土「ごめんごめん←手で制する
お館様と話すことが少しだけあってな」苦笑
天元(あー…なるほど、できてんのね)
嫁ズ『あー)…』
これは余談ですが…
お館様からも柱からも、同性愛を特に言及されることも咎められることも一切無かったようです
恵土「所で(結婚の)挨拶、いつにする?
結局お互い出来てないけれど
しのぶ「びくうっ!)そ!
それは帰ってから話し合いましょう!!」真っ赤
恵土「うん?わかった!」微笑
愼寿郎「今日も元気だな」ふふっ微笑←腕組みしたまま温かい目を向ける
テロップ『どこかズレてるのは御愛嬌?』
こうして…その日、音柱宇髄天元が加わり、柱は7人となった……
