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化身来華【鬼滅の刃】

第11章 新たなる来訪者(らいほうしゃ)





後に…錆兎が新たに訪れ、礼を言いに来たそうです

流石に修練を出来るだけの状態に無かったことで、風月流と真月流を修めることはありませんでしたが
その動きの基盤は、錆兎を大いに生かしたそうです


恵土がまだ17歳の時のこと…

浅草の花やしきに向かって
耀哉と一緒に遊んでいた折

恵土(…?

変な気配だな?)
変な気配を感じて、止まった


その時

恵土「お前…鬼か?
でも鬼じゃないな?
なんだ?」首傾げ

一人の女性を前に頭を捻(ひね)っていると…

敵意が全くない中
恵土「ぴくっ!)←攻撃の気配に身構える
(ばっ!)←手で制する素振りをする
待った!

待った

戦う気はねえ
戦意なさそうだし
話し、しよ」

愈史郎「話し…だと?」
恵土「こっくり)←大きく頷く

無惨を殺したい
その想いが同じならだ」

『…………』

珠世「構いません」
愈史郎「ですが!
信用出来ません!」

恵土「なら…日輪刀を預ける
これなら…話し合いになるか?」愈史郎へ差し出す

ばささっ
恵土「蒼榮、下がれ
話し合いは私一人でやる」

珠世「いえ…構いません
どうぞ、お入り下さい」

恵土「……来るか?」左腕を差し出す(ずっと真剣な顔)
蒼榮「かあー」
ばささっ

珠世「鎹鴉ですね
話してくれて構いませんよ?」

愈史郎「………鬼殺隊と手を組むのですか?」

珠世「……そうなればいいと考えています」

愈史郎「…ですが……貴方が無事である保証は!!
恵土「もし不安なら…

無惨の細胞だけを斬ることが出来る」

『!!』瞠目

恵土「鬼を人間に戻すやり方を知っている
理論はわからないけれど、実践することは出来る

これならどうだ?

それを元に薬を作ったらどうだ?

藤の花
藤襲山
そちらのものの方が効き目は高いと見た

その成分を
普通のものと、藤襲山の方
抽出したものがここにある(ことっ)←懐から取り出し机に置く
うちの薬師達が必死に作ってくれたものだ

薬の成分、効くものがあるか、考えて判別してみてくれ

必要なら…
陽光色を宿せるものを」

珠世「いえ…十分です
鬼を倒して、その血を持ってくることは出来ますか?」

恵土「………その…

非常に言いにくいんだけれど……」

珠世「?はい」首傾げ

恵土「……私の場合…
太陽の光を使って戦うから…何も残らないんだ;


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