第11章 新たなる来訪者（らいほうしゃ）

弟子同士で教え合うのは…
より理解を深める為、造詣を深める為も、理由としてある

そうして風月流と真月流を共に身に付ける（免許皆伝者）まで…義勇は1か月半掛かった


しのぶの鎹鴉、艶にも風月流と真月流を伝授してました
蒼榮が

カナエのも義勇のも同じく同様だそうな…


〜明治コソコソ噂話〜

初任務時風景…

藤色に色変わりした、細剣の造りをした日輪刀
反りが僅か5mmで長さは全長70cm、刃長56cm
それを手に、最終選別から半月後…

しのぶ「毎日2000匹！
1週間倒すの！！」
艶「どんなバーサーカーだ！！
戦闘狂だ！鬼だ！！」
しのぶ「もたもたしない！！！」
艶「鬼畜ぅ！！！」
音を超える速度でお互い移動している為
認識も認知もされることも無いまま、あちこち飛び回っていたそうです

師匠と違って光と同化出来ないんだから！と躍起になっていたそうな…


師匠、恵土が残した実績に置いていかれない為、付いていく為
師匠を一人にはさせない！と全力で暴れ回りました
（1週間14000匹、鬼討伐）

その後…お館様から直々に怒られました


お館様「しのぶ…
意気込むのはいいけれど…逆に鬼に要らぬ刺激を与えることにもなり兼ねない

君の身体も心配だ…無理は慎むように頼むよ」

しのぶ「はい…
済みませんでした；」

正座して言い聞かせるお館様に、土下座して詫びるしのぶであった…


鬼殺隊に入ってから3か月後…

しのぶは、カナエと共に柱となっていた
しのぶは蟲の呼吸（1番身体に合っており、適性があった）を使うことから蟲柱
カナエは花の呼吸（しのぶと同様）を使うことから花柱

と、言うのも…カナエの育手となった花柱が2月を過ぎたばかりの頃、上弦の弐にやられてしまったらしい
血を被ったような鬼で、氷を扱い呼吸を使えなくさせるのだという…

何故知ってるかと言うと…
殺害を止めたのが私で、その場に共に居合わせたカナエを狙われ、共に追い払ったからだ

後に…花の呼吸の継子ばかり狙われるようになる


結果として…カナエが17の頃、再び上弦の弐と再会し、再戦して左腕を取られ（捕食され）、それを斬る形で助け出し、その首を切り落とした
私が23歳の頃だった


その頃から……
地獄のような、怒涛の日々は始まった

最終局面…
そんな言葉が何度もよぎることになった……