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いじめ 〜五人の恐怖〜
第3章 万引き友達〜相葉雅紀〜
放課後、駅前。
孝俊「あれだよ。雅紀。じゃあ、
俺達、見てるから。」
雅紀「……」
俺は、今、孝俊が欲しがっている商
品の目の前にいる。
これを盗めば… また、仲間に入れてもらえる。
そう思った時、吉本さんの言葉を思い出した。
「商品を盗んだらお店の人がどれだ
け悲しむか知らないの?」
雅紀「……!」
孝俊「なにやってんだよ。雅紀。お
前、またいじめられたいのかよ。」
雅紀「ねぇ?孝俊にとって俺は何?」
孝俊「はぁ?」
俺は気がついたんだ…
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