第8章 注がれる視線、消えない予感
午前の授業が終わり、昼休み。
は職員室で、いつも通り手作り弁当を広げた。
(やっと落ち着いた……)
——その瞬間。
ウゥーーーー!!!
警報が校内に響き渡る。
「!?」
「セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは、速やかに屋外へ避難してください」
職員室が一気に慌ただしくなる。
「ヴィランか!?」「状況確認急げ!」
は口に入れていたものを無理やりお茶で流し込み、他の教師たちと共に警報の鳴る場所へ向かった。
そこにいたのは大量のマスコミ。
相「はぁ……。しつこいなほんと。これだから嫌いなんだ。オールマイトは非番だっての。それに…」
チラ、と横目でを見る。
相(悪いやつに目、つけられたら困るからな)
相澤とマイクが対応に行く。
マスコミを無理矢理帰らせ、みんなで職員室へ戻る。
だけど何故か嫌な予感が止まらない。
胸の奥がざわつく。
は一人、さっきの場所へ引き返した。
そこにあったはずの“雄英バリア”は、無残に崩れていた。
「……っ」
すぐに校長と近くの教師へ連絡し、再度集まった。
校「どうしたら…、ただのマスコミにこんなことできる?唆したものがいるね…。邪な者が入り込んだか、もしくは宣戦布告の腹づもりか」
誰もすぐには言葉を返せなかった。
教員の間で、不穏な空気が流れていた。
(嫌な予感が……消えない)
理由は分からない。
ただ胸の奥が、じわじわと冷えていく。
——何かが、近づいている。
そんな感覚だけが、確かにあった。