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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第8章 注がれる視線、消えない予感


翌日

学校へ着くと、すごい数の報道陣が待ち構えていた。

(なにこの数!?あ、俊典さんがいるって分かったからか!)

さすがナンバーワンヒーローだなぁ、と少し呑気に考えながら校内へ入ろうとした、その瞬間。

「あ!昨日の新人ヒーローよね!?♡」
「ほんとだ、かわいい……!」
「ちょっとインタビュー!!」

わーわーと何か言いながらこちらに近づいてくる。

「え、な、なに!?」

後ろを振り返るが誰もいない。
前に向き直った時にはもう報道陣に囲まれていた。

「治癒個性、詳しく教えてください!」
「雄英の教師になった理由は!?」
「昨日の現場、怖くなかったですか?」

昨日と似ているようで、どこか違う。

「あ、えっと……」

答えようと口を開いた瞬間、別の声が割り込んだ。

「私生活は!?普段どんな人なんですか!」
「好きなタイプはありますか!?」
「恋人は!?いるんですか!?」

「……え?」

一瞬、頭が真っ白になる。

「え、えっと……そういうのは……」

「昨日の自己紹介、好評でしたよ!」
「もっとさんのこと知りたいんです!」

マイクがさらに近づき、じりじりと距離が詰まる。

「あの、自己紹介はもう昨日してますし…!」

「では、次は恋愛観を!」
「ヒーローとしての理想の相手は!?」

しつこい。
しつこすぎる。

そして正直、めんどくさい。

「あの、もう行かないと…!」

「名刺だけでも!」「最後に一言!」

その時。

相「なにしてる、行くぞ」

パシッと腕を掴んでくれた大きな背中。

「消太さん!」

一気に空気が変わり、包囲が緩む。
振り返って小さく頭を下げると、そのまま校舎へ連れられた。
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