第5章 約束の続き、色褪せなかった想い
「2人とも送っていくよ!」
爆「なんでコイツと一緒に帰らにゃいけねンだ!」
「いいからいいから!」
ぶつぶつ言いながらも従う爆豪を可愛いと思いながら、まず緑谷を送っていった。
そして次は爆豪。
道中2人になる。
他愛もない話をしながらすぐ近くの爆豪の家まで送り届ける。
爆「だから!俺が送ってくっつってんだ!」
「まだ中学生なんだから、大人の私が送って当然なの!」
爆「なーにが大人だ!大して変わんねェだろーが!」
「変わるよ!4歳も違うんだよ?20歳と24歳なら大差ないけど20歳と16歳は全然違うから!!!」
もどかしい。
本当だったら男である自分が送り届けたい。
爆「チッ。そういやどこ住むンだ」
「ここから割と近いよ!詳しいことはナイショ」
爆「またナイショかよ、クソが」
不服そうな爆豪の背中を見送る。
「じゃあ、またね勝己」
爆「…また、すぐ会えるンか」
「うん、私も引越ししたばっかだからまだ少しバタバタするの。すぐには会えないけど、また絶対に会えるよ!」
爆「そーかよ。まァ……会えてよかったわ」
少し寂しそうな背中を玄関に入るまで見送りも自宅へと向かう。
次の日からは片付けやら手続きやら、ヒーローたちへの挨拶でバタバタして。
結局、約束の続きを果たせないまま、季節はまた春を迎えようとしていた。